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3月, 2021の投稿を表示しています

書評:脱常識の部落問題

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 津で現在問題になっている津市役所対象のエセ同和行為。逮捕者が数名出ており、まだ追起訴が続くだろう。それだけではない、時代錯誤的な同和教育が現在も行われており「もういい加減にして欲しい」という当事者からの悲痛な声が届いた。 様々な側面からの課題が有り、長らく多くの人が係わってきた課題であり、私が浅い知識でにわかに取りかかることが出来る問題ではない。 なので、取りあえず特別委員会の議論の関係で目を通した部落差別解消促進法の議論の中で参考人として召致されていた京都産業大学の灘本昌久先生のを読んでみることにした。近々灘本先生には県議会にお越し頂き、広義をして頂く予定である。 編集者が「闇鍋」と称すように、28人の見解の異なる方々の短い論文から構成されている。テーマも中勢の歴史、収容との関わり、水平社などの近代史、教育、メディアなどなど幅広い。広範にわたる部落問題をざっと見渡す意味でも良かったと思う。これから興味のある分野に関して深掘りをしてみたい。初版1998年。

公開質問状に対する回答

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4月5日13時12分現在、公開質問状の送付者からの公開質問状取り下げに関する連絡は頂いておりませんので記事は残しますが 議会事務局及び正副議長宛に電話が入っている旨を伺い、周辺の方にご迷惑をかけている為画像を削除いたします。 なお、個人の住所を公開したという誤った認識が流布しているので追記しますが、公開質問状の上部を拡大し再度掲載します。 僕らの移住生活 加納克典 嶋田全宏 LabelX 関西支部副支部長 misane 団代に所属する代表者として送付されたものであることを追記しておきます。 前提 先日私宛に「公開質問状」なるものが送りつけられてきました。送付した本人は事前に自身のSNSにもアップし、同じ物をメディアにも送ったと書いてあります。 世の中には様々な人がそれぞれ異なる価値観を持ち隣り合わせに生きています。特定の事象に関しても異なる意見があるのが当然。見解の異なる者がヒザをつき合わせて議論し、妥協点を見出すことも場合によっては必要でしょう。そうやって社会の構成員が一定の譲歩をしながら、平穏な社会を共に作っていく。それが三重の目指すダイバーシティ社会だと考えます。 私は理論の正統性だけを武器に相手を切りつけ断罪するために言葉を使ってきた時期があります。その頃の反省から今は正義を振りかざし相手を断罪する事よりも、お互いに認め合う事が大事だと考えています。 私の議員としての仕事の多くの部分もまた、議論の末、相手を理解し、お互いに譲り合って結論を出す事に費やされています。 この質問状の冒頭には「本質問状及びご回答は報道機関、ウェブサイトやSNS等へ、広く公表させて頂きます。ご回答頂けない場合もその旨を公表します。」と書かれているとおり、議論による相互理解ではなくはじめから公にさらすことを目的にした質問状だと理解しています。このように一方的に質問を突き付け回答を「要求」する姿勢は非常に攻撃的で敵意を感じますし、議論の末の相互理解を求める歩み寄りの余地を感じ取ることが出来ません。 他者に理解と寛容を求めながら、自身の見解と異なる意見を認めない一方的な寛容は、ヘルベルト・マルクーゼに象徴される60年代の新左翼の思想に通じるように感じます。同氏の論文「抑圧的寛容」では社会を抑圧する側と抑圧される側に分断し対立構造をつくりだし、かつ抑圧す者であるマジョリティの言論の自由を奪う

津駅周辺空間の改良に関しての意見発表されました

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 先般意見募集が公式に行われた、津駅周辺の空間の方向性に関して46件の建設的な意見が寄せられました。これを取りまとめ本日公表されました。 皆さん有り難うございます。 今回の意見募集の取りまとめの資料はここからDL やはり東西の連携の強化や、周辺への回遊性の強化を求める声が多ですね。 基本的にはもっと賑わいのある場所にして欲しいという思いが伝わってきます。 私も全く同じ思いです。^^ 今後更に6月30日まで津駅周辺空間の利活用方法や施設配置等に関する 提案を募集するという事です。 個人法人を問わないとのことです。 6月30日まで行う具体的な提案募集に関しての資料はここからDL 津の賑わいに通じる県の事業。本当にワクワクして嬉しいです。 次の時代の新しい津駅!いいものにしていきましょう!

志摩市の水福連携の牡蠣養殖の現場、視察に行ってきました

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 今期も大学生のインターンシップを受け入れる.JPのプログラムで、3人の学生に来てもらいました。 地方議会がどんな仕事をしているのか、知ってもらうことがいずれ彼らの投票行動に繋がれば良いなと思い、年に二回受け入れています。 今日は先輩の中嶋年規県議に紹介頂き、先生の地元志摩の牡蠣の養殖現場と、水産業と福祉事業の連携、水福連携を視察してきました。 最初に訪れた佐藤水産さんでは、牡蠣を入れる網の修理をして頂いている障がい者の方々と、その指導を行っている方にお会いしました。 佐藤水産さんは、生で食べられる牡蠣を初めて生産した業者さんだそうです。日本では牡蠣は火を通して食べるものだったそうです。ところがGHQ統治期間、生で食べられる牡蠣の提供を求められたものの、衛生基準を満たしていないという事で納入出来なかった。そこで考えた当代のお爺さんが、だったら牡蠣の身を中から綺麗にしてしまおう、という事で牡蠣が体内にある全てを排泄する20時間綺麗な水にさらすことで減菌処理に成功したそうです。結果生牡蠣の納入を可能にした初めての生産者になり、この方法は特許を取得しているそうです。 そして志摩の社会福祉協議会は佐藤水産の委託業務だけでなく、漁協に加盟し牡蠣の養殖と出荷も別事業で行っているようです。 牡蠣お取り寄せ・佐藤水産:志摩市社会福祉協議会:水福連携 佐藤水産と志摩市社会福祉協議会の牡蠣は↑から注文できます。 障害者の自立と社会進出を進めていきたくても、障がい者を雇用してくれる会社が少ない。そこで地域の皆さんの協力を得ながら、社協でも牡蠣養殖用のイカダを借り受け、養殖事業も展開することになったそうです。 的矢の牡蠣は三重のブランド。とても美味しいです。 是非これを切っ掛けにお求め下さい^^

ウイグル人の証言本、寄贈頂きました

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東トルキスタンに於いて中国共産党によって行われている、ウイグル人に対する人権侵害の実態を描いた二冊の本 私の身に起きたこと(とあるウイグル人女性の証言) 命懸けの証言 を寄贈するお手伝いを、先日させて頂きました。 三重県立図書館に3冊、津市立図書館10館に2冊づつ計23冊づつ、既に図書館に入っています。 当日は日本ウイグル人協会の会長および副会長、そして清水さんにもお越し頂きました。 この本の内容は非常に衝撃的です。でも漫画で書かれているため小3の私の息子でも読むことが出来ました。 ただ「なんでこんな事が起こるの?」という息子の問いに答えるのがとても大変でした。 それでも今近くの国で起こっている事に興味を持つことは大切だと思います。何故起こっているのか考える事が、歴史を遡りながら現実を把握していく動機になると思います。 また、多くの方に知って頂く事で、この問題の解決に向けて気運が高まることを期待しています。

ステラちゃん日本人になった!夫婦別姓?!

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 やっと「小林」になれた 私の妻Casian Stelaの帰化手続きがやっと終了し、小林ステラになった。 18年前に日本で婚姻届を提出し、 翌年モルドバでの諸手続を終え配偶者ビザで来日、(さらっと書いたけどここも実は結構大変だった。それはまた別の機会に。) 9年前に永住権を取得、 その後一度帰化手続きを始めるも、当時大使館もなかったことから、さまざまな必要書類をモルドバに行って取得してくるのか、家内の親族にたのんで手配するしか手段がなく途中で断念。 3年前私の最後の市議選当選後、大使館が相互に出来たことを切っ掛けに手続きを新たにはじめ、 先日やっと帰化手続きを終えた。 Casian Stelaは晴れて日本人になり、私の戸籍に入り、小林の姓を名乗る事が出来るようになった。 妻は 「やっと私や子供達と同じ姓を名乗れるようになった。」 「私はやっと皆と同じになれた。」 「今日から新しく生まれ変わった。空気が違う!」 と喜んでいる。 モルドバの国籍を失うことに対して何らかの寂しさを感じるのかと思っていた私は、心底喜び明るさしか感じられない妻を見て、彼女らしいなと微笑んでいる。 夫婦別姓に関して 上の子はこの春高校生になる。そして中二になる娘、小4になる息子が居る。いずれも母と私が今まで姓が異なる事、母が小林ではないことに別段違和感があるわけでも無く、不安があったわけでも無く、友達に説明を迫られていやな思いをしたこともない。 「外国人のお母さんだから」という誰が見ても明らかな理由があるからだとも思う。 しかしステラは小林を名乗ることを強く望んだ。 理由は、家族は一つだから。家族を分けるものがあるのはイヤだから。 姓が異なる事だけが理由で、夫婦の関係が不安定になり、子供達が将来を不安に感じる事はないと思う。根本的に妻と夫が普段どんな関係を築いており、仲睦まじく居るか居ないかが一番重要な要素だという事は明白だ。 姓が同じでも常にケンカが絶えず、罵り合うことしかなく、険悪な雰囲気が漂っていれば子供は不安を感じるだろう。 姓が異なっても、夫婦が愛し合っており、子供も家庭の環境も和やかであれば子供は安心するだろう。 だから別姓を名乗ること自体が夫婦の不和の原因になり、子供が不安を感じるようになるとは思わない。 問題は、「ナゼ?」というところだ。 後述するが、私の妻が現在直面している問題

皆さんに安心してワクチンを接種して頂く為に

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 今朝、自民党青年局および女性局の合同研修会が開かれ、新型コロナウイルスワクチンについての解説があった。 その中で幾つか重要なポイントを報告致します。 ワクチンの副反応大丈夫? 海外での摂取の動画がSNSで拡散されている。その中に摂取後に失神を起こしているショッキングなものが一時期でまわった。 1. 失神=アナフィラキシーショックではない。 これは血管迷走神経反射と呼ばれるもので、極度の緊張と注射のショックで一時的に血圧が下がることで起こる現象で、筋肉注射ではよく起こる。心配は要らない。 2. アナフィラキシーは皮膚の血管がむくむことで粘膜が膨張する。湿疹などの症状が見られる。呼吸器官に発生することで呼吸困難になる。直接体内に注射するため、食品によるアレルギー反応とは異なり、概ね30分以内に起こる。ステロイドを打つことで急速にアナフィラキシーは解消する。 勿論全く心配がないわけではなく、血栓が発生することによる副反応や遅延せいの神経反応などまだハッキリ分かっていないことはある。 3. 副反応による報告と評価はPDMA(独 医薬品医療機器総合機構)に報告され評価され、即時に共有され、公表される。 どのような症状が起こり、どのように対処したか国民に広く公開される。 また、今回の新型コロナの集団接種に併せて法改正を既に行っており、接種費用は元より仮に何かしらの損失があったとしても、国が全て保障するようになっている。 なお、現行の予防接種台帳ではデータ化に2-3ヶ月かかるため、これを全て現場で入力できるようなシステムを新たに構築し、バーコードが印刷された接種券を配布し、接種現場でタブレット端末で入力する事で瞬時に把握することを可能にする。また、必要なタブレット端末を国が貸与し全国に発送する準備が既に出来ている。 摂取は勿論任意ではあるものの、できるだけ多くの方が自主的に摂取頂く事が感染による重症化を防ぎ、命を守ることに繋がる。 政府と自治体一体となって、国民の皆さんに安心して摂取頂ける環境を作る。 以上、本日の研修会の要約になります。 小林史明補佐官の資料