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【視察報告】尾道——12万人のまちが世界を引き寄せる理由と、ブルーカーボンで海を蘇らせる挑戦

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【視察報告】尾道——12万人のまちが世界を引き寄せる理由と、ブルーカーボンで海を蘇らせる挑戦 小林貴虎 活動報告ブログ 議員活動 / 視察・政策レポート 視察報告 / 令和8年5月 【尾道市視察】12万人のまちが世界を引き寄せる理由—— 観光・まちづくりの「積み重ね」とブルーカーボンで海を蘇らせる挑戦 📅 2026年5月28日(木) 🏙️ 広島県尾道市 🌊 尾道市・浦島漁業協同組合 ⏱ 読了約6分 左上:平日昼間から多くの観光客が行き交う尾道駅前 / 右:雨の尾道本通り商店街 / 下左:しまなみ海道サイクリングロード起点の向島行き渡船乗り場 / 中:名前がついた石畳小路 / 右:路地の奥に灯る店の明かり 人口12万人、面積285km²——数字だけ見れば小さな地方都市に過ぎない広島県尾道市。しかし駅前には平日昼間からキャリーバッグを引く観光客が絶えず、外国人の姿も多い。「しまなみかいどう」という言葉を友人から聞いて今治から自転車で渡ってきたイギリス人の二人組。この光景はどうして生まれたのか。同日、市内の浦島漁業協同組合がブルーカーボンクレジット事業で干潟・アマモ場を再生している取組も聞いた。まちづくりと海づくり——二つの「積み重ね」が尾道という場所を形成していた。 尾道というまちの印象——「積み重ね」が見えるまち 視察当日は雨だったが、尾道の駅前は活気があった。新しい庁舎は船をモチーフにしたデザインで、1階には子どもの遊び場と土産物コーナーが設けられ、土日祝日も開放されている。海に面した側面はガラス張りで中から海が見え、5階には展望デッキがある。 「人が来ることを前提に創った庁舎」という言葉がぴったりくる。 ...
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【視察報告】呉市の事業承継オープンネーム型マッチング — 「まちの奥行き」を守る挑戦 小林貴虎 活動報告ブログ 三重県議会議員・市議会議員 / 視察・政策レポート 視察報告 / 令和8年5月 【呉市視察】「まちの奥行き」を守る—— オープンネーム型事業承継マッチングの挑戦 📅 2026年5月26日(火) 🏙️ 広島県呉市 🏢 呉市産業部商工振興課 ⏱ 読了目安 約5分 左:JMU呉造船所(海上自衛隊艦船の修繕も担う)/右上:整備が行き届いた市役所前の並木道/右下:呉の中心商店街「れんがどおり」 造船と海軍で栄えた広島県呉市(人口約19万人)で、ユニークな事業承継の取組が動き始めている。スタートアップ企業「株式会社ライトライト」が運営するオープンネーム型マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を活用し、後継者不在に悩む地域の小規模事業者と、Uターン希望者をつなぐ試みだ。令和5年スタートから令和7年に初の成功事例が生まれるまでの経緯と、「まちの奥行き」という独自の哲学を現地で聞いた。 はじめに——呉市とはどんなまちか まず呉市の背景を整理しておきたい。戦時中は海軍工廠として栄え(1943年時点で海軍関係者40万人)、戦艦大和を建造したことで知られる。現在も大和ミュージアムには年間100万人が訪れる。平成の大合併で8町を吸収して人口25万人規模になったが、その後離島部の人口流出などが続き現在は19万人強。財政力指数は0.51と津市より国依存度が高い。 左:歴史の見える丘に立つ戦艦大和の塔(昭和44年建立)/右:川沿いには「かき舟」が係留。牡蠣養殖...
明石の海を守る — 漁業資源回復の最前線 明石市豊かな海づくり課 / 2026.5.19 視察レポート 明石の漁業が 続くために 〜明石沖の漁業資源回復の取組〜 令和4年「全国豊かな海づくり大会」開催地・明石市。かつて5,000トンを超えた漁獲量が半分以下に落ち込んだ今、市・漁協・農家・市民が一体となって「きれいな海から豊かな海へ」の転換に挑んでいる。 漁業者数 700名 漁業協同組合 5組合 漁業生産額(R6) 219億円 明石の漁業は今、大きな転換点を迎えている。かつて年間5,000トンを超えた漁獲量は令和6年に1,922トンまで激減。一方で海が「きれいになりすぎた」ことによる栄養塩の不足が深刻化し、漁師たちは「とる漁業から育てる漁業へ」という発想の転換を迫られている。明石市豊かな海づくり課が進める多面的・総合的な資源回復の取組を紹介する。 現状 漁獲量は半減以下、でも魚価は上昇 明石の漁船漁業は、小型機船底びき網・船びき網・たこつぼの3形態が中心。漁獲量のピークは平成27年の約5,033トンだったが、令和6年は1,922トンと約6割減となった。しかし総生産金額は令和6年に219億円(うちノリ養殖70億円、漁船漁業30億円超)と増加傾向にあり、水産物の市場価格上昇が漁業者の収入を下支えしている。 主な対象魚種はたこ・まだい・いわし類・いかなご。近年は真鯛やイワシが比較的安定している一方、たこといかなごの激減が深刻だ。 1,922 t 漁獲量(R6) ピーク時(H27: 5,033t)の約38% 219 億 総生産金額(R...