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2月, 2021の投稿を表示しています

差別的感情の哲学:中島義道 著

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哲学書らしい 差別的感情を深く考察した本。 結論も哲学書らしく 決して無くなることのない「差別心」とどう自分自身が向き合うかと言うところに落ち着く。 私は哲学者ではないので、心の葛藤はない。 人の心の中に差別的感情が生まれるものとして、 差別的行為が行われる事に対して 社会の公正を保つためにどうするのか。 そこを考える。 対処すべき差別的行為と その対処によって生まれる反作用、 抑圧される権利とのバランスの中で、 どこまで踏み込むべきか、を それぞれの差別に起因する人権侵害の度合いによって考える。 差別そのものがどんなものなのか、理解するために実に参考になある本だった。 この本、今後も何度か読み返す事になると思う。 差別感情の哲学 (講談社学術文庫) Amazon.co.jpによる 詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4062922827/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_C2JTA9FHNWKG5MX4H4MX

津駅東口の明るい未来!!!!

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津駅周辺の新しいステージ!!! 少しづつ方向性が明らかになってきました。 2階部のデッキも 東西の連絡通路も 前回議会で提案した物も原案に入りました。 そしてこの件に関して今日から 皆さんのご意見を受け付けることが出来る様になっています! 津駅 周辺空間 の基本的な方向性 (案) ここからPDFをダウンロードして 中身確認して どしどしご意見お寄せください!!!!!! 【提出先】 (郵送)〒514-8570 津市広明町13 番地 三重県県土整備部道路企画課 宛 (FAX)059-224-2310 (メール)doroki@pref.mie.lg.jp  

議案質疑:性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例案

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 本日2月25日 県議会に上程された議案23号に関して質疑をしましたので報告させて頂きます。 これは「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例案」と言われ、各社新聞で三重のアウティング禁止条例などと報道されたものです。 本条例の逐条解説付き最終案はここからダウンロード 今回最終案が上程され審議するにあたり、この条例の内容に関して幾つか執行部の見解を明らかにしました。  全ての人が尊重される条例の対象は、性的少数者と呼ばれる人達だけなのか、全県民なのか。 同性の相手と暮らすことも異性の相手と暮らすことも同じように尊重されるのか。 性的少数者と言われる人達の生き方を受け入れることが出来ない、という人の価値観も認められるのか。 この条例が出来ることによって社会が分断されるようでは困る。 この条例が理念条例であり、県民の理解を求めることで目的を達成する。 以上5点を確認しました。 なお、録画された動画は県のページでアップされ次第、このブログに追加します。 R3/2/25 アップされたので追加します。 R3/2/26 やり取りのテキストは以下の通りです。 議案第23号 性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例案 についてお伺いします。 Q1. 同条例3条および4条に基本理念が示されております。4条には性的指向及び性自認を理由とする差別的取り扱いをしてはならないと書かれています。 この性的指向に関しては定義の2条の1に「自己の恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向」と書かれており、その 指向が自らの性と同じ性なのか、或いは異なる性なのか は書かれておりません。 また、2条2項性自認に関しては「自己の性別についての認識」、と書かれていますが、その認識が 生物学的性と自己の性別の認識が異なるのか、同一なのか 、書かれておりません。 この条例の前文には「私たちは 一人ひとり尊い存在 であり、性別、性的指向及び性自認をはじめ価値観、生き方などもさまざまである。」と書かれております。 3条にも「 全ての人 の人権が尊重される」と書かれておりますが、4条に書かれている差別的取り扱いをしてはならないという対象はどのような存在か、 また前文には「多様な生き方を認め合い」とありますが、例えば、 同性の相手と暮らすことも異性の相手

議案質問予定

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来る3月25日 おそらく午後の3時ぐらいだと思いますが、 議案第23号「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例案」に関して質問をします。 質問前ですので、ここで詳細はお伝えできませんので、改めて質問後に解説を致します。 この件に関してはさまざまな見解をお持ちの方がおられると思います。 昨年の6月に同条例を策定する旨、知事から発表が有って以来、 ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランス男性、トランス女性と言われる方々からお話を伺い、また幾つか書籍も読み、学ぶ機会を頂きました。 LGBTと呼ばれる運動やそれらに係わっている人達にあまり肯定的印象を持っていませんでしたが、話を伺いそれらの偏見も払拭されたのが私の正直な気持ちです。 解決すべき課題がある現実も理解しながら、本当に当事者の話を聞いてみると、声高に語られる一定のメッセージとは必ずしも同じではない事も知ることが出来ました。 L、G、B、Tそれぞれ立場や見解が異なり一括りで語ることすら難しい。 そして課題を抱えている人。そうで無い人。その中でも行政が係わるべき課題がある場合、そうでない場合。さまざまです。 ともあれ、25日にはこの条例の内容や目的などについて、担当の環境生活部長から伺うことにします。 「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる 三重県づくり条例(仮称)」のあり方(最終案)