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JICA中部に行ってきた

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ODAを活用した中小企業海外展開支援事業の詳細を伺いにJICA中部に行ってきた。 特急で名古屋に向かうと駅近くで右手に見えるガラス張りの建物。 あそこにJICA中部がある。 「ODAを活用した中小企業海外展開支援事業」というのは私が以前から津市の経済活性化の目標に向けて意識していた国の事業の一つで、先の選挙の際にも後援会活動のパンフレットに記載した内容である。 JICA中部では愛知、岐阜、三重、静岡を管轄し事業のPRを行っており、21年度からの累積で8件の実績を担当官は「あまり多くない」と正直に話してくれた。 全体では6種類の支援事業があるのだが中小企業を対象にしたものは内3つ。 さらに支給額が3000万を超える中心事業は 案件化調査事業:3000万または5000万 と 普及・実証事業:1億 の2種類有る。 名称通り、案件化調査事業は企業の提供するサービスが現地(海外の発展途上国)においてニーズがあるかどうかを調査する為に支給される事業であり 普及・実証事業とは、実際の製品及びサービスを現地で駆動し試してもらう為に資金提供される事業で有り、その結果先方から受注があれば事業展開という事になる。 いずれも津市からは実績0 三重県全体でも1件しか採択されていない。 ここでミソになる現地のニーズと将来の発注者、つまり売り込み先だが、 現地の民間企業対象の提案はこの助成金の目的からはずれる。 相手は現地の政府なり自治体だ。 現地の政府にとって製品やサービスが魅力的であり、事業実施の意思があったとしても 実施のための資金が無い場合が多くある。 そこで現地から日本の政府に対して要望が出され これが通れば晴れてODAないしは借款として提案業者は仕事をとることになる。 ODAとはそもそも当事国からの要請が日本政府に対して行われて実施されるもので、JICAはもとより日本の企業が日本の政府に対して提案するものではないからだ。 圧倒的に採択率が高いのは 環境・エネルギー分野:再生可能エネルギー発電、バイオトイレ、不良監視システム 廃棄物処理:農業廃棄物リサイクル技術、廃プラスチック燃化技術など 水の浄化・水処理:水質則的機材、浄水器など である。 25年度の普及・実証事業の採択結果のリンクをここ...