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12月, 2022の投稿を表示しています

デジタル技術でもっと便利に!

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DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が使われて久しいですが、三重県の取り組みを伺い、幾つか提案をさせて頂きました。 おもいやり駐車場は県が受け付け、利用者証を交付しています。 おもいやり駐車場の数は限りが有りますが、残念ながら利用資格を失っても利用者証を返納せず使っている方があるようです。 本来使うべき人達が使えないことになります。 しかし県は利用資格を失った人達に返納を求める請求が、実際出来ていません。 利用資格者は1万人を超えているようですが、県はこのデータをExcelで管理しています。 オンライン申請も始まりましたが、Excelに転記するようです。 受け付ける窓口や市町によっても取り扱いが異なる様です。 紙で受け取った申請書を県庁におくり、県庁で入力しているケースや、受付窓口でExcelに入力し、県に送るケースなどまちまち。 またこのようなデータの取り扱い方はセキュリティ上の問題もあると思います。 私の提案です。 県がデータベースを作成し、申請者がオンラインで直接このデータベースに入力する。受付窓口にて紙で申請する方も、それぞれの窓口の担当者が県のデータベースにアクセスして入力する。 利用者証をQRコード化して、利用資格を確認するアプリを開発すれば、駐車している車が資格を有しているかどうか確認することが出来ます。 これを全国展開すれば、三重の利用者証でおもいやり駐車場を使うことが出来ない、愛知や東京や埼玉などでも使うことが出来る様になるでしょう。 これを実現する為には 県のデータベースに外からアクセスし、必要な情報だけ抽出する、或いは入力を可能にする、API化が必要です。 県は令和5年に新たなオープンデータのサイトを立ち上げ、県の保有するデータのAPI化を実施する。令和5年から7年の間に、県の保有するデータを活用してどんな県民サービスの向上をはかることが出来るか実証実験をし、8年度に実用化に向けるという答弁を頂きました。 おもいやり駐車場の問題も電子申請とAPI化によって解決して頂ける事を期待しています。 他にも質問の際に言及したAPI化することによって県民サービスの向上が考えられる提案内容を書いておきます。 三重県は海岸清掃および河川清掃ボランティアの受付を行っています。 これもAPI化し、電子申請することが出来れば、何時何処で清掃ボランティア

津駅の再編と街の賑わい

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津駅の道路空間の再編が行われています。ハード面では2階デッキを作り人と車を分離する事、歩行者の東西の通り抜けを可能にすること、駅前の道路を使った賑わい創出や回遊性の向上にむけて整備される事になります。 前回質問した際に、三重大学周辺や大門丸の内や新町と行った中心地市街地との連携に関してお尋ねし、品川、呉、三宮の駅再編に於いても中心拠点から他拠点への広域的な新しいモビリティについて盛り込まれており、津駅に於いても重要な課題だと答えて頂きました。 その後キッチンカーが並ぶ実証実験が行われ多くの人が津駅に集まりました。 リンク先では当日の様子がうかがえます 改めて、周辺地域との連携と賑わい創出に関して伺いました。 検証結果を踏まえて周辺の道路空間に関しても委員会内で議論をしていく。津市が現在大門、丸の内を含めた中心市街地の活性化計画を進めているので、上手く連携していきたいとの答弁がありました。 また、この事業を継続していくためには行って運営費用が発生します。イベントの開催も必要でしょう。2階デッキ部を有償で賃貸したり路面のキッチンカーに関しても占有料を取る事で収益化することが出来ます。その収益でこの空間を管理運営していく必要があると思うので、県はどのような計画を考えているのか伺いました。 県としても民間の力を借りる形でPFI方式で設計、運営を任せたいとの考えを確認しました。 三重県が津市の賑わい創出に繋がる事業を進めて頂いている事は、多くの津の市民が喜び期待しています。今後良い形で事業が進むよう引き続き注視していきたいと思います。

美味しい魚、貝、海苔がずっと食べられるように

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 伊勢湾からイカナゴが消え、アサリもハマグリも減り、ほかの魚などの漁獲高は減る一方で、海苔の養殖も色落ちをして成長が遅い。鳥羽の離島の方々の切実な訴えを聞きました。 その事を元に今年3月に伊勢湾再生に関して質問をしました。 県や国の過去に行った調査資料を読むと、様々な小動物が生息する藻場、浅場、干潟が激減したことが原因で、プランクトンの分解能力が減った。その為赤潮や青潮が大量発生したことをうけ、下水道を整備し水を「きれい」にしてきた。 それがこれまでの経緯です。実際水は綺麗になりました。しかしその結果海苔の養殖に必要なリンや窒素などの栄養素も水から奪われ、またそれらを餌にする植物プランクトンや小動物が減り、それを食べる魚が減り、我々の食べる魚が減った。 そんなことが書いてありました。 藻場・干潟・浅場の再生が伊勢湾再生に不可欠ですが、令和3年度までに20ヘクタール造成するという計画は、実は14ヘクタールしか出来ていなかったことが分かりました。 漁業に関係する農林水産部が担当する事業ですが、それだけでは目的達成が難しいことが確認されました。 国土交通省は農林水産省ではありませんが、堤防を作ったり様々な事業で海や川に関わっています。そして既に試験的に国内各所で、防災対策事業実施の際海の生物多様性に資する事業を実施しています。 これを受け三重県の県土整備部に対して2つ提案をしました。 水害を防ぐため、川底に溜まった砂を取ります。浚渫土砂と言います。 これを捨てる場所がなく、いつも費用をかけて運び、捨てています。 この浚渫土砂を使って、痩せていった砂浜を再生し、その先に在ったはずの藻場を再生を須貝対策事業に加えて一手間かけてもらう事が出来ないか。 もう一点 漁港や港をつくり砂浜が無くなりました。経済活動のため当然必要な整備ですが、結果伊勢湾内でも生物多様性が失われ、漁獲高が減ることになります。 そこで、様々な研究が行われ、港の構造物に人口的な浅場を作りプランクトンの分解能力を向上しようという試みが行われ、成功しています。テトラポッドのような消波ブロックもわかめや海草などが付着しやすいような素材を使うことで、小動物が生息し魚が集まってきています。「生物共生型構造物」と言います。これも採用して欲しいと要望しました。 3月の質問で当時の部長からは 「海岸法に基づき海岸保全基本計画