投稿

12月, 2020の投稿を表示しています

県政レポートを発行しました

イメージ
この度県政レポートを発行させて頂きました。 1月初旬に中日新聞に折り込まれる予定です。 中日新聞を取ってみえない方用に、オンライン版をブログにアップします。 県政レポート第2号 挨拶  県議会議員としての役目をお認め頂き、2年目に入りました。早いものです。 年に一度の一般質問の機会を6月に頂きましたので、ご報告をさせて頂きます。 看護学校へのICT化の補助に関しては6月の質問で前向きな答弁を頂き、実現いたしました。 日本の教育現場ではまだまだコンピューターの利活用が十分とは言えません。 子供達の学びの場の充実のため、これからも環境整備を進めるよう提案していきたいと思っています。 令和2年度所属委員会 教育警察常任委員会:副委員長 差別解消を目指す条例検討調査特別委員会:委員 表面 世界自閉症啓発デー”Light it up Blue”(LIUB)という企画がある。 Light it up blue、直訳すると「そいつを青くしてしまえ!」という事で、世界各地のランドマークが青いライトで照らされる日。毎年4月 の2日に行われている。一度webで検索して頂きたい。ホワイトハウス、スフィンクス、ブラジルのキリスト像、東京スカイツリーなどなど、青く照らされている画像が見つかるはずである。 5年前の2015年、私の知人で言語聴覚士として働いている新谷麻衣さんから、当時よく通っていた喫茶店で、「津城を青く出来ないか?」という相談を受けたことがきっかけで、私もこの企画に関わることになった。 それまで私は自閉症の事についてほぼ何も知らなかったと言っても良い。 その後当事者や保護者などから話を聞いたり、関わる機会を新谷さんから頂き、少しづつではあるが色々な事を学ぶことになった。 程度や障害像も多岐に渡ることから現在は「自閉症スペクトラム」と呼び、軽度であったり高機能なケースとなると、一見何処に障害があるのか分からない場合もある。 ところが何かへの強いこだわりがあったり、相互的コミュニケーションが上手くいかなかったり、読み書きが困難であったり、推測が出来なかったり、物事を額面通りにしか受け取ること が出来なかったりと様々な現れ方がある。 特殊な例を上げれば、一度見ただけの景色を詳細に鉛筆で書き上げることが出来るといった特異な記憶力や、卓越した計算力を持つ事がある。 特定の能力に先鋭化する

選択制夫婦別姓の議論に関して

イメージ
  選択制夫婦別姓の導入に関して自民党内で議論があり、賛否両論に分かれている事が報道された。 女性活躍社会が推進され、多くの働く女性にとって、結婚まで使ってきた姓をそのまま使うことが出来ない事によって、煩雑な行政手続きを幾つも処理しなければならないこと、銀行や保険証、パスポートなど切り替えなければならないことなど、多くの障壁がある事は想像に難くない。 これは解決すべき問題であるという認識に全く異論はない。 しかし、その課題は選択制夫婦別姓を導入し、望むものが姓を変えないまま婚姻を可能にする事でしか解決できないのだろうか。 私は折衷案があるべきだと常々考えており、先般稲田ともみ先生のご講演を聞き、全く同意見である事を知った。 たまたま、三重県議会において先輩議員から国への要望を出して欲しいという要請が会派の中で伝えられたので、私もこれを送付することにした。 なお、少々関係があるので私の座右の銘を記しておく。 格物致知誠意正心修身斉家治国平天下 以下陳情内容を記す。  自民党三重県連青年局長を仰せつかっております、三重県議会議員小林貴虎と申します。僭越ですが夫婦別姓の議論に所見を述べたいと思います。 1. 通称の拡大利用は危険  平成27年12月16日の最高裁の判断において、結婚後の不利益解消における通称の社会的利用の広がりを認める内容が採用されている。通称は法的に何の位置づけもなく、誰でも自称できてしまうものであり、これを本名と同等の身分証明として利用を認めることは成りすましなどの犯罪を拡大しかねない。結婚後に継続し旧姓を利用したい旨を届け出、これに身分証明としての法的根拠を加え、現在の姓と旧姓の最大ふたつだけに限定することによって、旧姓の継続使用を可能にすべきである。 2. 少子化対策だというのなら根拠を  女性の社会進出が進み、結婚までの間に一定の社会的地位を築いたため、結婚後姓を変えなければならないことから生じる不利益や、様々な行政手続きの変更などの煩雑さが原因で、姓の変更をためらう人が増えていることは想像に難くない。旧姓の利用に法的根拠が無いことが女性活躍社会の妨げになる事は十分理解できる。しかしその事が原因で結婚を躊躇し、少子化が進んでいるという主張は論理の飛躍ではないだろうか。現実にそのようなケースがあるのだとすれば、どれだけ姓が変わることで結婚をしなかっ

津駅周辺道路空間検討会に関する関連質問

イメージ
 9月28日に行われた一般質問で同会派の青木県議が「津駅周辺道路空間検討会」での検討内容について」という質問をされましたので、それに関連して県土整備部長に対して三点追加で質問いたしました。 1点目 津市周辺の観光バスや高速バスの乗り場は分散していてバラバラ。多数のバスを集めることが出来る空間は少ない。 駅とバスの連携を強化するのであればロータリーの改変は必至。 1階部をバス、乗用車、タクシーの乗り降りに特化し、2階部を歩行者専用にすべきだと思うがいかがか? 部長答弁 駅周辺の空間の活用は交通の利便性と併せて災害対応も重要。津駅前は津波浸水想定1m、高潮想定2mである。 東日本大震災や胆振東部地震においても駅のデッキや地下などに避難した事例がある。 そのような観点も踏まえて議論していきたい。 2点目 津は古い城下町なので中心地から離れたところに鉄道の駅を作った。今でもバスの連携はあるが、今後の自動運転技術の発展も含めて津駅に人が集まり、津駅から人が各地に散っていく拠点としての機能の強化に関しての見解を伺った。 部長答弁 モビリティは個人所有からシェアリングの時代へと変わっていくと思われる。その事も踏まえて三点 ネットワーク 拠点 空間マネージメント の考えが重要であり、かつ平時、災害時両面を考えた計画が大切。他の先行事例も踏まえて進めていきたい。 3点目 東西の人の連携。 あえて人の連携としたのは、本当は車の連携を実現したいところだが、立体交差しか方法はなく実現は難しい。 なので、何らかの工夫をもって東西の人の行き来を促進を促せないか。 部長答弁 連続立体交差が一番いいのだが、コストの面で難しい。 既存の空間のリノベーションで対応したい。ICTを活かした案内や乗り場への誘導も含めたソフトハード両面で工夫を凝らして対応したい。 総括 いずれにせよまだ白いカンバスの状態なので、様々な課題を整理し、地域の人の意見も伺い小さく産んで大きく育てる計画にしたい。