書評:脱常識の部落問題

 津で現在問題になっている津市役所対象のエセ同和行為。逮捕者が数名出ており、まだ追起訴が続くだろう。それだけではない、時代錯誤的な同和教育が現在も行われており「もういい加減にして欲しい」という当事者からの悲痛な声が届いた。

様々な側面からの課題が有り、長らく多くの人が係わってきた課題であり、私が浅い知識でにわかに取りかかることが出来る問題ではない。

なので、取りあえず特別委員会の議論の関係で目を通した部落差別解消促進法の議論の中で参考人として召致されていた京都産業大学の灘本昌久先生のを読んでみることにした。近々灘本先生には県議会にお越し頂き、広義をして頂く予定である。

編集者が「闇鍋」と称すように、28人の見解の異なる方々の短い論文から構成されている。テーマも中勢の歴史、収容との関わり、水平社などの近代史、教育、メディアなどなど幅広い。広範にわたる部落問題をざっと見渡す意味でも良かったと思う。これから興味のある分野に関して深掘りをしてみたい。初版1998年。

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