差別的感情の哲学:中島義道 著
哲学書らしい
差別的感情を深く考察した本。
結論も哲学書らしく
決して無くなることのない「差別心」とどう自分自身が向き合うかと言うところに落ち着く。
私は哲学者ではないので、心の葛藤はない。
人の心の中に差別的感情が生まれるものとして、
差別的行為が行われる事に対して
社会の公正を保つためにどうするのか。
そこを考える。
対処すべき差別的行為と
その対処によって生まれる反作用、
抑圧される権利とのバランスの中で、
どこまで踏み込むべきか、を
それぞれの差別に起因する人権侵害の度合いによって考える。
差別そのものがどんなものなのか、理解するために実に参考になある本だった。
この本、今後も何度か読み返す事になると思う。
差別感情の哲学 (講談社学術文庫)
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