住みよい街の道づくり事業:廿日市

計画中の道路の一つ
今回の建設水道委員会の委員会視察において訪れた廿日市。

事前の思い込みにくらべて、実際はなかなか興味深い取り組みだった。

道のないところに道を作る。
細い古い道を拡幅する。

いずれも土地の買収や地域の合意が大変でなかなか進まない。

この事業は、
まず地域の合意を地域で行ってくれ
というもの。
合意が取れているようなら、市も頑張って道路設置を早急に進めますよ、という立ち位置。

加えて幅員の4mまでは寄付で、それ以上の場合は4m超過分を時価で買収。
あくまでもそこに住む人だけのための道では公共性がないので、通り抜けができるよう行き止まりは作らない。

土地の所有者は今まで進入路がなく売りようがなかった土地を売ることができるようになるメリットがある。
ということで、いままで合意がつけられなかった地域も、市が合意を取り付けるのと異なり、地元同士で話し合いをする関係で無理な要求もなく、比較的スムーズに道路設置まで進んでいるという。

7年間で1本設置済み、3本進行中、1本は計画測量にはいったということ。

また、市としても農地から宅地に変わることで固定資産収入が上がるメリットがある。

何よりも一番困難な意見合意を地元に任せるという点がこの事業のキモだ。

例:
添付画像にある道路設置計画付近のgoogle maps

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