一般質問:平成26年度第四回定例会
先の一般質問の動画が津市議会のページにアップされましたので、利用しやすいyoutubeに変換してアップロードいたしました。
今回の質問内容まず1番目は
有害図書、特にコンビニに陳列してある成人誌
に関して質問いたしました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=3m35s
私も指摘されるまでは「そんなもんだ」と思っていました。慣れてしまって異常な状態だと言う事に気が付いていませんでした。
で、津市の小中学校の周りにあるコンビニをgoogle mapsで調べてプロットしてほぼ全てまわって状況を調査してきました。
中にはちょっとこのブログではお見せできない内容の物も陳列され、閲覧できるようになっていました。
同様の理由で議場でのパネル使用は許可されず、手元に配布することにしました。
そのような、議場でも出せない、ブログでもブログ主が掲示したくないような状況が子供達が出入りするコンビニの中にあるという事が、全てを物語っています。
三重県の青少年健全育成条例には
これら有害図書は「青少年の目に触れてはいけない」と規定されています。
また、過去に岐阜で行われた裁判の判例においては、これらの物が有害であると言う事は周知の事実であるという認識を示しています。
にもかかわらず、区切りは有りシールで閉じてあるものの陳列されています。
まして、驚いたのはマンガ。
18禁の区切りから離れたマンガの棚に、明らかに条例で示す有害図書の規定に合致する「性描写」のあるマンガがシール無しにおいてある。
誰でも見られるようになっている。
このことの改善を求めました。
具体的には津市で条例を作るべきだと提案しました。
議場での答弁では努力するぐらいのことしかないですが、その後直接教育長との話をする中で必要性だけは認識頂いているようです。
条例を一つ作るとなると大事です。
しかし津市に魅力を感じて移住をして頂ける方を増やすことを考えるのであれば、
子供が通学する場所、学校の周辺にポルノ雑誌が平気で並べられている状況を「良い環境」だとは思わないでしょう。
動かないようであれば議員提出議案という手法も考えられますが、押しつけは極力したくないので執行部側の善処を求めたいところです。
次に
動かない救急車
について質問しました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=27m30s
前葉市長は四年前の選挙で動かない救急車をゼロにするという公約を掲げました。
にもかかわらずこの4年間直接的に救急車が動かない状況に対して予算をつけて改善措置を講じた実績がありません。
結果、通報から到着まで、到着から病院までにかかる平均時間は短くなるどころか長くなっています。
答弁の中で医師とのやり取りの中で色々難しいところがあるとお話しされています。
薄氷を踏むような思でという言葉に集約されるように、関係を築いていき協力を頂く事は、現場にいない私には分からないことでおそらく大変なのだろうと思います。
しかし約束は約束。結果は数値に表れており、グラフの示すとおりです。
しかも全国平均、及び県平均よりも悪い状況が続いたまま。
この状況を改善する方法は実質的に医師を確保する。受け入れ場所を増やす。これ以外にありません。
もっとも、病院側の協力を得て受け入れ体制を救急車の中で通信デバイスを使って閲覧するシステムが近々お目見えすることになるようです。
今まで順番に電話をかけて、断られて、次をあたって、というリニアルな作業をしていたところが、一度に受け入れ体制が目で見えることで、受け入れてもらえるところに一発で電話をかけることが可能になります。
しかし、これは県の事業。市の努力じゃない。しかも、似たようなシステムを数年前に作ったにもかかわらず、入力側の協力が得られず、受け入れ可になっていた病院に行ったら実は医師が居なくて、そこからまた電話をかけてという悲惨な状況があったとも聞いています。
アップデートされるべきはシステムより病院側からの協力なんじゃないかとも思ったりしますが、詳細を知らないのでこれはこの程度に留めます。
いずれにせよ、津市が出来る事があるはずです。
次期に向けて改善を求めました。
最後に
中心市街地活性化およびなぎさまちの関わり
について伺いました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=40m30s
まず中心市街地活性化オープンディスカッションからタスクフォースまでの流れ。
初年度に400万円で提言書を作成、残りの2年間で1000万円づつ、計3400万支出しています。
高虎楽座は年間250万で年二回のイベント、1000万使えば年に8回出来ます。
楽座を8回やっても何の意味もありません。でもイベントにかかる費用なんてそんなもんです。
1000万使ったらとてつもなく大きな規模のイベントが出来るでしょう。メジャーなアーティストを呼ぶことも出来るでしょう。人も来るでしょう。
かけた費用をイベントに換算すれば、人を呼ぶことがだけが目的なら、他の方法だってあるはずです。
市長の描く目的は他にあるようです。地域の人達が主体的に係わってもらう体制を作りたいようです。その事に対して何ら異論はありません。
大きなイベントをすることが地域活性の方法だとは、私も思っていません。
この3年間で形になったのは2回冊子を発行したこと、イベントが2回ほど、通年でやっている新しい事業がやっと一つ出来ました。
いずれも地元の人達の多大なる努力と寛大な協力のもと何とか形になっている事業です。
一方で津市から直接委託を受けている大学は、大門商店街という商業地における活性事業として請け負っているはずです。
ファシリテーターの立場としてその課程で如何に地域の消費をのばす事業を構築するか、という視点で導いていかなければならないはずの立場です。
またどこから消費者を連れてくるのか戦略的に考察すべきです。
そんなことがこれまで3年間傍聴してきて非常に希薄だと感じています。
委託を受けた大学側は、幾つかの事業を実行した結果、地元の商店街にどれだけの消費を生み出したか統計すら取っていない。
委託を受けた以上数値を持って事業性かを報告すべきです。
何かをやった分だけゼロでは無い。人を呼び込んだはずだ。それが成果だ。
という市長答弁は費用対効果を念頭に入れていない寂しい内容だと感じています。
続いてなぎさまち。
なぎさまちは大門商店街までの活性化を目標にして着工された事業でありながら、船だけは就航しているものの便数は減らされ、大元の活性化に寄与している状況からはほど遠い。
もっと活用する方法があると思っています。
議場でも引き合いに出したインバウンド獲得に積極的な他の自治体の事例。
地の利は決して津に比べて良くないにもかかわらず積極的に「予算をつけて」取り組んでいる。
津市がそれ以上のことができないはずがない。
「そうですね」というだけの答弁はあまりにも津市の商業活性に対する積極的意識の欠如のように感じました。
国際空港に近い津がインバウンド獲得に興味を示さない。地の利がない地域がむしろ積極的に戦略を講じている。逆さまでおかしいと思います。
その事を数字が表しています。
中勢地区のGDP、県が調査していますが。第1次産業は全体の1%、第2次産業は20%、第3次産業は69%を占めています。
一方で津市の26年度の支出割合は
商業振興関係の予算総額に対して第1次産業に80%、第2次産業に16%、第3次産業にはたったの3%しか投じていない。
もちろんこの数字は国からの補助金の額を含めていないので、正確には市の支出ではないこと、そして第1次産業に係わる事業は土地の改良など元来お金がかかるものであることは事実です。
が、あまりにもかけている予算の割合が、商業振興に対して少ない。
しかもその少ない中の予算の殆どをイベントに消費しているのが津市の現状です。
市が描く計画的戦略、先行投資と呼ばれる物が見当たらない。
追加して議場では最後にたたみかけるように言いましたが先のなぎさまちに関するフォーラムであった内容に関して3分弱で話しました。
なぎさまちの待合所には市内の名産品の紹介や広告すら置いていない状況。
名古屋の待合所ではだいたい平均して20分から30分
これから津に来て何かしら消費している人が、ただテレビを見ているだけ。
船の中の45分にしても同様です。
せっかくある拠点にもっと違った投資があってしかるべきで、そんな細かな詰めが市内への再流入を即したり、消費の拡大に繋がる布石だと思います。
津市はもっと流入人口の増加に予算をかけるべきだと改めて感じさせるやり取りでした。
今回の質問内容まず1番目は
有害図書、特にコンビニに陳列してある成人誌
に関して質問いたしました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=3m35s
小中学校から50mから500m以内にあるコンビニ |
で、津市の小中学校の周りにあるコンビニをgoogle mapsで調べてプロットしてほぼ全てまわって状況を調査してきました。
中にはちょっとこのブログではお見せできない内容の物も陳列され、閲覧できるようになっていました。
同様の理由で議場でのパネル使用は許可されず、手元に配布することにしました。
そのような、議場でも出せない、ブログでもブログ主が掲示したくないような状況が子供達が出入りするコンビニの中にあるという事が、全てを物語っています。
三重県の青少年健全育成条例には
これら有害図書は「青少年の目に触れてはいけない」と規定されています。
また、過去に岐阜で行われた裁判の判例においては、これらの物が有害であると言う事は周知の事実であるという認識を示しています。
にもかかわらず、区切りは有りシールで閉じてあるものの陳列されています。
まして、驚いたのはマンガ。
18禁の区切りから離れたマンガの棚に、明らかに条例で示す有害図書の規定に合致する「性描写」のあるマンガがシール無しにおいてある。
誰でも見られるようになっている。
このことの改善を求めました。
具体的には津市で条例を作るべきだと提案しました。
議場での答弁では努力するぐらいのことしかないですが、その後直接教育長との話をする中で必要性だけは認識頂いているようです。
条例を一つ作るとなると大事です。
しかし津市に魅力を感じて移住をして頂ける方を増やすことを考えるのであれば、
子供が通学する場所、学校の周辺にポルノ雑誌が平気で並べられている状況を「良い環境」だとは思わないでしょう。
動かないようであれば議員提出議案という手法も考えられますが、押しつけは極力したくないので執行部側の善処を求めたいところです。
次に
動かない救急車
について質問しました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=27m30s
前葉市長は四年前の選挙で動かない救急車をゼロにするという公約を掲げました。
通報から到着まで(上) 通報から病院まで(下) |
結果、通報から到着まで、到着から病院までにかかる平均時間は短くなるどころか長くなっています。
答弁の中で医師とのやり取りの中で色々難しいところがあるとお話しされています。
薄氷を踏むような思でという言葉に集約されるように、関係を築いていき協力を頂く事は、現場にいない私には分からないことでおそらく大変なのだろうと思います。
しかし約束は約束。結果は数値に表れており、グラフの示すとおりです。
しかも全国平均、及び県平均よりも悪い状況が続いたまま。
この状況を改善する方法は実質的に医師を確保する。受け入れ場所を増やす。これ以外にありません。
出動に対する照会回数ごとの割合 |
今まで順番に電話をかけて、断られて、次をあたって、というリニアルな作業をしていたところが、一度に受け入れ体制が目で見えることで、受け入れてもらえるところに一発で電話をかけることが可能になります。
しかし、これは県の事業。市の努力じゃない。しかも、似たようなシステムを数年前に作ったにもかかわらず、入力側の協力が得られず、受け入れ可になっていた病院に行ったら実は医師が居なくて、そこからまた電話をかけてという悲惨な状況があったとも聞いています。
アップデートされるべきはシステムより病院側からの協力なんじゃないかとも思ったりしますが、詳細を知らないのでこれはこの程度に留めます。
いずれにせよ、津市が出来る事があるはずです。
次期に向けて改善を求めました。
最後に
中心市街地活性化およびなぎさまちの関わり
について伺いました。
http://youtu.be/O5nHE9LaLJ4?t=40m30s
まず中心市街地活性化オープンディスカッションからタスクフォースまでの流れ。
初年度に400万円で提言書を作成、残りの2年間で1000万円づつ、計3400万支出しています。
高虎楽座は年間250万で年二回のイベント、1000万使えば年に8回出来ます。
楽座を8回やっても何の意味もありません。でもイベントにかかる費用なんてそんなもんです。
1000万使ったらとてつもなく大きな規模のイベントが出来るでしょう。メジャーなアーティストを呼ぶことも出来るでしょう。人も来るでしょう。
かけた費用をイベントに換算すれば、人を呼ぶことがだけが目的なら、他の方法だってあるはずです。
市長の描く目的は他にあるようです。地域の人達が主体的に係わってもらう体制を作りたいようです。その事に対して何ら異論はありません。
大きなイベントをすることが地域活性の方法だとは、私も思っていません。
この3年間で形になったのは2回冊子を発行したこと、イベントが2回ほど、通年でやっている新しい事業がやっと一つ出来ました。
いずれも地元の人達の多大なる努力と寛大な協力のもと何とか形になっている事業です。
一方で津市から直接委託を受けている大学は、大門商店街という商業地における活性事業として請け負っているはずです。
ファシリテーターの立場としてその課程で如何に地域の消費をのばす事業を構築するか、という視点で導いていかなければならないはずの立場です。
またどこから消費者を連れてくるのか戦略的に考察すべきです。
そんなことがこれまで3年間傍聴してきて非常に希薄だと感じています。
委託を受けた大学側は、幾つかの事業を実行した結果、地元の商店街にどれだけの消費を生み出したか統計すら取っていない。
委託を受けた以上数値を持って事業性かを報告すべきです。
何かをやった分だけゼロでは無い。人を呼び込んだはずだ。それが成果だ。
という市長答弁は費用対効果を念頭に入れていない寂しい内容だと感じています。
続いてなぎさまち。
なぎさまちは大門商店街までの活性化を目標にして着工された事業でありながら、船だけは就航しているものの便数は減らされ、大元の活性化に寄与している状況からはほど遠い。
もっと活用する方法があると思っています。
議場でも引き合いに出したインバウンド獲得に積極的な他の自治体の事例。
地の利は決して津に比べて良くないにもかかわらず積極的に「予算をつけて」取り組んでいる。
津市がそれ以上のことができないはずがない。
「そうですね」というだけの答弁はあまりにも津市の商業活性に対する積極的意識の欠如のように感じました。
国際空港に近い津がインバウンド獲得に興味を示さない。地の利がない地域がむしろ積極的に戦略を講じている。逆さまでおかしいと思います。
その事を数字が表しています。
中勢地区のGDP、県が調査していますが。第1次産業は全体の1%、第2次産業は20%、第3次産業は69%を占めています。
一方で津市の26年度の支出割合は
商業振興関係の予算総額に対して第1次産業に80%、第2次産業に16%、第3次産業にはたったの3%しか投じていない。
もちろんこの数字は国からの補助金の額を含めていないので、正確には市の支出ではないこと、そして第1次産業に係わる事業は土地の改良など元来お金がかかるものであることは事実です。
が、あまりにもかけている予算の割合が、商業振興に対して少ない。
しかもその少ない中の予算の殆どをイベントに消費しているのが津市の現状です。
市が描く計画的戦略、先行投資と呼ばれる物が見当たらない。
追加して議場では最後にたたみかけるように言いましたが先のなぎさまちに関するフォーラムであった内容に関して3分弱で話しました。
なぎさまちの待合所には市内の名産品の紹介や広告すら置いていない状況。
名古屋の待合所ではだいたい平均して20分から30分
これから津に来て何かしら消費している人が、ただテレビを見ているだけ。
船の中の45分にしても同様です。
せっかくある拠点にもっと違った投資があってしかるべきで、そんな細かな詰めが市内への再流入を即したり、消費の拡大に繋がる布石だと思います。
津市はもっと流入人口の増加に予算をかけるべきだと改めて感じさせるやり取りでした。
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