2012年2月14日火曜日

マイナンバー法案いよいよ閣議決定された

先日伊勢新聞の主催したイベントでこの「マイナンバー法案」のプロパガンダが行われた。

番号制度シンポジウム in 三重 ってのに参加した

そんときの記事。

これもまた官僚主導色の濃い法案。これがいわゆる税と福祉の一体改革の屋台骨だろう。
何か。
先のエントリーでも書いたが
住民に対してID番号を振る。これを使って今まで省庁が異なるところでバラバラに持っていたデータを串刺し検索できるようになる。

このデータが金融機関にまで共有されるらしい。

理由づけは「スムーズな対応が出来るようになる」
つまり行政側にとって便利なシステムだということ。
メリットとしては多くの書類提出の手続きを踏まなくてもいいとか。

耳障りのいい便利な事のように聞こえるかも知れない。私もDBをあつかったことのある人間IDをふるのは当たり前で、DB間でリレーショナルを構築するにはこのIDなしではそもそも成り立たない。

しかしこの法案
住民側に拒否権は与えられない。
可決されれば「強制的」に番号が振られる。

目指すはスウェーデン型、より多くの機関でIDが共有されればより多くのメリットが得られるという主張。

渡米時代の経験を先のエントリーにも書いたが繰り返す、

確実にシステムからはじかれた
「アンダーグラウンド階層」
を生む。

富める物と貧困者。
システムないで存続できる物と、ステータスを失って復帰できない者
明確なラインが作られることになる。

ましてや外国人流入が増えている中、外国人はあっさりシステムからはじかれる可能性がある。ちょうど私が間の悪いミスとシステムに対する無知から経験したように。

エラーは確実に起こる。
そして自分を保護するはずの番号が自分を守らなくなったとき、全てが敵に回り自分が信頼されなくなり、番号がその主導を握ることになる。

アメリカのシステムはずさんだ。
日本は同じような過ちは行わない、と言うかも知れない。

人間の幸福感、平等感、感情はデジタライズできない。
デジタルに親和性高い人間だからこそその境界は良く解っているつもりだ。
シンポに参加していた東大の教授の話をそのまま受け取れば、究極のシステムは個人の身体の特徴、病歴、趣向など全て入力すればさらに高度なサービスが可能になる。
プッシュも出来ると言う。
大きなお世話だ。

聞けば聞くほどSFによく描かれるディストピアを彷彿する。

行政側の利便性は良く解る。

きっちり制限をかけて、公共サービスだけに限定するべきだ。
ましてや金融機関なんてとんでもない。

何とかしてくれ!