書評:ルワンダ中央銀行総裁日記

ルワンダ中央銀行総裁日記
 産経新聞の書評を読んで購入した本。

昭和の救世済民をルワンダで実行した人、服部正成氏が国際通貨基金の依頼で1964年昭和39年に6年間ルワンダの中央銀行総裁として行っ
た、経済再生の話。

周りから聞こえる固定観念や噂に囚われる
こと無く、実情を自らの目と耳で確認し、現実を鋭く捉え、問題を解決するために何が不足していて、何を行わなければならないか分析し、実行した人。



今の私の仕事にも多く通じる内容だった。

この本は1972年に初版が発行されている。

その後起こった1990年代のルワンダでの虐殺や動乱に関して服部氏がどう考えていたのか気になりながら読んでいたが、2009年に増補されており当時の事件の服部さんの見解を読むことが出来た。ルワンダをよく知る人のツチ族フツ族の対立の分析はとても興味深かった。

ホテルルワンダ
また、服部氏が実行した経済再生施策が、その後ルワンダにどのような結果をもたらしたのか、服部氏が退任される1970年意向のことも知りたかったのだが、穂増2に書かれている。

さらに驚くべき事に、完読した後巻末の服部正也氏の経歴を読んだら

なんと三重県生まれだと!!!!!

wikiで調べたら三重県三重郡出身、元四日市だという。

本当に色々な意味で面白い本だった。

ホテルルワンダ、久しぶりに観てみようと思う。

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