三重まだ遅れてる、一人一台パソコン

令和二年度の予算要求に基づき11月の総括的質疑を行った。
報告3番目
学校のICT機器の整備に状況についてたずねた。

質問:
2018年度から毎年1805億円国は交付税措置をしている。三重において整備が進んでいない様だがどうか。

回答(教育委員会):
予算確保できるよう努める。

仮に教育委員会側からの予算要求が満額回答されたとしても、令和3年度、4年度において2年度以上に充実させないと、三重県はICT機器の整備が遅れた県になってしまう。交付税措置がなくなれば、全額県で負担しなければならない。

小中学校はそれぞれの市町の市議と連携をはかりながら、高校での整備は責任を持って、三重で教育を受ける子供達が他県に遅れることのないよう、整備状況を確認していくつもりである。
3月に上程される当初予算の状況を見て、今後の対応を考えたい。

以下詳細

国は2018年から総額1805億円をかけて、小中学校および高校、特支の数を基準に交付税措置を行い、学校のICT化を促している。
ところが、交付税措置は交付税全体算定の中に組み込まれたもので、実際地方に措置された金額がみえにくい性質がある。その結果、全国的にもICT機器の整備が計画通りに行われていないことが、給付開始から2年が経ち明らかになった。

因みに「一人一台パソコン」と言われているが、実施の目標は3人に1台。一学年3クラスと考え、クラス毎に必ず全生徒の手に行き渡るようにするという考え方だ。

にもかかわらず、全国平均は平成31年3月現在で5.1人に1台。整備が進んでいない。

1例を挙げる。
三重県の状況は4.3人に1台整備はされているが 、令和2年の予算要求3388万円が満額実施されたとしても、3年、4年にはそれ以上のの整備を行わないと間に合わない。
昨年の教育基本調査から引っ張った数字を元に計算すると

高校生37878人
特支1687人
合計39565人

3人に1台だとすると必要数は13188台
対して
現在4.3人に1台整備されているとすると、9201台が配備済み。

来年22校分880台整備しても10081台。


目標13188対して
3107台不足している事になる

令和3年4年の2ヵ年で、令和2年度要求されている880台よりも多い、1550台ほど配置する必要がある。

三重県の算定額
政府の資料を見ると各自治体に措置される額の基準が示されている。
高校1校に対して434万円
特別支援1校に対して573万円

高校57校、特支18校にかけると
3億4千万程措置されているはずだが、
国はどうやら
高校54校、特支10校で計算しているらしく、
実質は2億9000万だという。

しかし令和元年に於いては2億9000万措置されているにもかかわらず、新たに整備された様子は見受けられない。

普通教室の無線LAN整備状況は36.0%で全国32位
普通教室の大型提示装置(電子黒板)の整備状況は43.1%で33位

とても遅れている。

4校に1人配置する目標のICT支援員に至っては、現在一人もいない。


過去に遡って財政措置されているにもかかわらず整備に充てられていなかったことは、今問題をあげつらって批判をしても仕方がないかが、あと3年、毎年2億9千万は確実に措置される。

3月の当初予算に於いても、要求額通り予算付けされているか確認する予定だ。また、令和3年度、令和4年度において目標達成する為の計上が適切に行われているかどうか、引き続き注視していくつもりである。

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