小学校でのフッ化物洗口の推進

11月定例会において、総括的質疑で行った質問4つを
一つづつ項目に分けて報告します。

質問:
小学校でのフッ化物洗口の推進

成果:
医療保健部部長より満額回答を頂きました。
後は子供達の為に、学校現場が前向きに取り組んでくれることを期待します。

質問内容の解説


虫歯、全国平均上回る 学校現場、対策に遅れ
https://www.isenp.co.jp/2019/08/26/35563/

8月26日の伊勢新聞によると

三重県の5才から17才までの子供達は、全ての年齢で全国平均よりも概ね5%ほど、虫歯のある子供の割合が高く、この状況は10年以上前から変わっていない、という。
また1歳半検診では逆に虫歯のある子供達の割合は全国平均よりも少なく、3才になってから逆転して全国平均を上回るようになっているという。

即ち年少になって幼稚園や保育園、こども園に入ってから、そして永久歯が生えそろう小学校の6年間
フッ化物洗口を行っている他県と、フッ化物洗口が進んでいない三重とで差が開いている
という事が如実に分かる結果だ。

ところが学校の養護教諭が「フッ化物」が劇薬であるという事を理由に、管理が難しいから実施に後ろ向きだという。

結果
みえ県民力ビジョン中間案

施策124の
副指標
目標項目:フッ化物洗口を実施している施設数
の説明に
フッ化物洗口を実施している
小学校
幼稚園
保育所等

最終案では
小学校が消えて
幼稚園
保育所など
と記述が変わり

みえ県民力ビジョン第三次行動計画では
目標項目の説明や
令和2年度の取り組み方向⑥
35ページの主な事業⑤
どこを見ても
小学校どころか
幼稚園保育所の記述すら見られなくなってしまった。

因みに劇薬と言われる「フッ化物」ミラノールは
管理体制など文科省から細かな指導が降りてきている
科学や家庭課で使う化学薬品とは異なり、
容易に使用できるように個別のパッケージに計量されて袋に入っており、
これを計量できるボトルに入れて希釈し、簡単に洗口を実施することが出来るように販売されている。
実施校ではこの風邪薬のようなパッケージのミラノールを鍵付きの保管庫に入れて管理をしているという。

そこで、今回の総括的質疑に於いて医療保険部の福井部長に
質問1
みえ県民力ビジョン第三次行動計画に記述されている
フッ化物洗口を実施している「施設」には小学校が含まれているのか?

たずねた。

回答:小学校も含まれます。

安心した。
しかしそれならば、
施設の説明には、小学校と書いていない方が不親切だし、不自然だと申し上げ、改善を求めた。

加えて、県が目標を立て予算措置をし、子供達の虫歯が減る事を目的に5カ年計画を立てている以上、この事業の進捗状況をしっかり報告をして頂く必要がある。

そこで、
質問2
県下29市町別に
保育所、幼稚園、こども園、小学校
施設毎の実施状況を、未実施の施設数が分かるように全体数を明示した資料を
年度末毎に報告して欲しい、と要望した。

回答:年末に発行される資料に分母も含めて記載し、報告する。

以上
子供達の虫歯の数を減らすため、
学校でフッ化物洗口を行う体制を推進していく旨、確認できた。

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