北朝鮮による組織的な拉致は国際的犯罪行為です。 拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律では拉致を国家的犯罪行為だと明確に書かれています。 拉致問題対策本部へのリンク 国家を形づくる三要素という考え方があります。 その全てを侵害し、侵害されたままの状態です。 主権、拉致という犯罪を処罰できていないこと 国土、拉致が日本の国土内で実行されたこと 国民、拉致被害者を救うことが未だ出来ていないこと そして拉致問題の解決の為には、世論の一層な喚起が不可欠であり、特に若い世代に拉致問題への理解促進を図ることが重要であると、内閣官房拉致問題対策本部は考えており、今回文科省に対して協力をお願いする通知を出しました。 文科省はこれを受けて図書館を有する各県、学校図書館を管理する教育委員会などに通知を出しています。 この通知に於いて、毎年12月に行っている北朝鮮人権侵害問題啓発週間に対して、テーマ展示の実施と図書の充実をお願いしました。 残念ながら三重県ではどの学校も校長の判断に委ねられること、図書館はテーマ展示はするが、現在30冊在る拉致関連の書籍を増やす意向はないという答弁でした。 図書館の選書は自由が確保されるべきだという事は良く分かります。 それでも拉致問題の解決と被害者全員の帰還の実現はとても大事なことだと思います。 私の二人目の娘は中学三年生。めぐみさんが拉致された時と同じ年代です。先日も夕方暗くなっても帰ってこず、部活もないのに何故こんなに遅いのか、電話は繋がらないし何事があったのかと肝を潰しました。結果学校の進路相談で先生と話していたとのこと。 子どもを心配するのは親の常。 めぐみさんのご両親はお嬢さんがいなくなってから10年近くもその生死すら分からず、救済を求めても当時街の人はとても冷ややかだったと、再現映像から学びました。 一瞬にして平穏だった人生が壊され、家族から引き離され、夢も未来も奪われた被害者。そして生きているはずなのに会えない家族。 そのつらさを考えるといつも胸が潰れる思いです。 私だって時と場所が重なっていれば被害者になっていたかも知れない世代です。 一刻も早い拉致問題の解決を望むのは同じ人として当然のことではないかと私は思います。 令和元年には政府が作ったアニメ「めぐみ」がどれだけ学校で使われているのか尋ねました。その結果は全国