6議席増やした三重県議会の過ち

先日津JCの主催した、三重県議会議員立候補予定者を対象にした公開討論会が行われました。
そこで問われた質問に対する私の回答を、1分で話しきれなかった内容も加筆して、数回に分けて時間の許す限りアップしたいと思います。

議員定数に関して

昨年3月に議員の定数が増やされました。

45から51に。
5億支出が増えました。

「三重県お金無いって言ってるのに、議員は増やすの?県民そっちのけで議員本意の条例じゃ無い?」

と言われています。

事実南勢の多くの地域が無投票の選挙区を作りました。
その後新たな立候補者が出て幾つかの地区では選挙になったようですが、幾つかは現職圧倒的有利な中、勝てる見込みが薄い候補という構図のようです。

無投票という事は選挙活動せずに議席が確定するという事です。
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選挙になると圧倒的な量と質で
各地域の状況や
各職業の課題を聞きます。
その課題を背負って任期を頂き、その解決に向けて努力をします。

選挙になると我々は舌戦を繰り広げます。
こんな町にしたい!
こんな課題に取り組んでいる!
それぞれの候補が色々な主張をします。
そして有権者は、より有能だと考えるもの、課題解決の能力に信頼がおける者、など様々な観点から候補者を選びます。

より有能な議員が議席を獲得する。
常に理想通りに行くわけではありませんが、
唯一それを可能にする手段が選挙です。

逆に選挙が無ければ、極端な話、
有権者の声を聞く必要も無く
有権者も取捨選択をする事が出来ず、

立候補者が議席を獲得出来てしまいます。

私は選挙が無くなってしまうと、議員の質を保つことが難しくなると思っています。
8年間で4度の選挙を経験した実感です。
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今回議員の数を増やす条例案を提出した新政みえおよびこれに賛同した共産党は、

議員が減ると南勢地域の声が県政に届きにくくなるから
という事を根拠にしています。

数か質か?
の問題です。

実際南勢地域の現職の中には、大変な選挙戦に突入することを覚悟して、議員定数増に反対した現職も沢山います。

戦って勝ち上がる
能力とエネルギーを持った者が
有権者の代表という重い責務を全うできるのでは無いかと思います。
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私が今回多くの方々から話を聞いた限りでは、
圧倒的多数の方が
議席を増やした県議会の決定に反対しています。

しかしながら津市選挙区に於いては
7人中4人の過半数の議員が、議員定数増に賛成をしました。

有権者の多く→定数増に反対
なのに
津市の代表の過半数→定数増に賛成

津市選挙区の有権者の民意と、議場での決定にねじれが生じていると思っています。

このねじれを解消することが出来るのは
唯一権利を持った方々、
即ち有権者です。

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