8月15日:娘達を守るという事

松阪のくしもと整形外科の久志本京子さんの主宰する「横田めぐみ写真展」にうかがった。

めぐみさんは下校中ふたりの友だちと別れた後家からたった50メートルしか離れていない場所で複数の訓練を受けた大人によって突然攻撃され意識を失った。気が付いたときにはすでに船底に閉じ込められていたという。必至で母の名を呼び何とか逃げだそうとして壁やドアをひっかいたその手の爪は全てはがれていたと聞いた。

警察は許された威力を持って国内の悪意から国民を守ることが職務とされている。

外国のそれも国の機関である軍の兵士によって組織的に我が国の人達を脅かすテロ行為が行われたとき、事態は警察の職務権限を大きく逸脱し機能しなくなる。

全く平凡な普通の中学生だっためぐみさんは、他国の兵士によって暴力で自由を奪われ家族から引き離され弟とも会えなくなり、抱いていたであろう夢の実現すら断たれ未来を奪われた。そして同様に過去も未来も奪われた方々が千人前後いるかも知れないという。

はたして日本は本当に平和な国なのだろうか。

私にも娘が二人いる。この子達が突然居なくなり、そしてあろう事か誘拐され自由を奪われている事を知ったとしたら私は感情を抑えられるだろうか。怒りを抑えられるだろうか。そして国に訴えたとしても迎えに行く事が出来ないという事実を突きつけられたとき、その怒りを何処にぶつければ良いというのか。横田夫妻の思はいかばかりかと身につまされる。
たった200キロほどしかない日本海を隔てたその先に生きている。津から静岡ぐらいまでの距離だ。仮に平壌に住んでいるとしても津から札幌程度の距離しか離れていない。そんな目と鼻の先にいることが分かっているのに。

守るべき国民が不当に攻撃を受け誘拐されても奪い返すことすら出来ない国。拉致は70年代に終わっていたとしても外国の兵士ないしは工作員による個人を狙った小規模かつ組織的なテロ行為に対して日本の国が未だ国民を守る術を確立していないという現実は変わっていない。

自分たちの子供を、子供達の未来を守るために何をせねばならぬのか。

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そして12時をむかえるために護国神社にうかがい、1分間の黙祷を献げた。
娘二人と息子、家内を連れて。

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