2011年11月6日日曜日

マルタね〜。面白いところ。


砦・多分9世紀とか?の物
マルタ議長・開会挨拶
大統領府・会議室
騎士による出迎え
甲冑博物館の上に現在も国会が存在する。奥のドアが議場入り口
中心地区の雰囲気
正直なんでマルタなん?って所はあったんだけど初日終わってやっと意味が分かった。
マルタってのは面白いところで、地政学的にヨーロッパとアフリカとの間に位置するEU加盟国で唯一被占領国であると言うこと。しかも言語的にはアラブ語を基礎にして多くのラテン語の借用語を使う混合言語。マルタ議会の議長の挨拶そのまま引用して「ヨーロッパとアフリカそして中東の橋渡し」が出来る国であると言うこと。そしてマルタの国はそのような立ち位置を望んでいるらしい。実際革命が起こったチュニジアまでは飛行機で30分程度。ローマまでも同じような距離らしい。位置関係が良く解る。ちなみにエジプトまでは50分ぐらいだそうだ。「普通の国なら国内線の距離だろう」と言っていた。

言語が近いと言うことはそれだけで個人個人の関係はもちろん国家間関係に非常に親密な関係を築く切っ掛けになる一つの重要なファクターだ。以前に韓国と日本が親密な関係を築くべきだと主張したエントリーでもこのことは記載済みだ。同じくしてマルタとこれら北アフリカを含めたアラブ諸国とはそんな意味での親近的な関係が存在する。ちなみにシリアからの留学生曰く、マルタ語もアラブ語も数の数え方が一緒なんだとか。

イギリス人の投資銀行の関係の人間のスピーチが非常に興味深く記憶に残っている。表題は「アフリカがヨーロッパを必要としているのか、それともヨーロッパがアフリカを必要としているのか」
ともすればアフリカは常に外国に経済支援を求めている更新国の集まりという観念が存在しはしないか?事実私もそうだった。しかし現在経済成長トップ10のうち6ヶ国がアフリカの国なんだという。全ての国名を記憶していないがチャドやナイジェリアそしてマリも入っていたかと思う。うちでもナイジェリアが成功するかどうかが今後のアフリカの発展の鍵なんだという。
もちろんアフリカには統治の問題が存在する。独裁国家もあるしそうでなくても既得権保持者が職権を濫用する汚職が絶えない事も事実。適切な支援が行われているのか、ほか色々な問題があるのも事実で選挙の透明性、民主化など自国が主体性を持って解決をしていく必要がある。
しかしながら埋蔵資源はもちろんだが未開拓市場が多いのもこの地域含めインド東南アジア南米をつないだ地域だし、人口増加が見られるのもこれらの地域だ。そして全世界的な食糧不足の問題を前にしてアフリカには土地がある。
彼の主張は経済的パートナーとしてアフリカとの関係を築いていく事無くしてヨーロッパの未来は無いだろうとのこと。

そしてアフリカ側から複数聞こえてきたのもやはり相互自立のwin-winパートナーシップ。今までは占領国と被占領国、そして支援国と被支援国としての関係だった。これからはパートナーとして相互利益を追求すべきだという。

ところで中国がアフリカに投入していることは周知の事実だ。土地も買い工場も建て随分影響力を拡大している。ちなみに南米やオセアニアも同様だが。しかし中国はアフリカに於いて例えば油田を開発したとしても現地の労働者を採用しない。基本中国から送った人間を働かせるらしい。必要な物だけ取って現地には何も残さないというやり方に大きな問題があるという日本人参加者からの懸念にスーダンの参加者が答えた。町で中国人を見たことがない、と。我々の求めている技術の習得などが現地にまったく現地に落とされていないんだそうだ。中国はその覇権戦略とその目的をよく理解した上で関係を作っていかなければならない国だという事。WTOに中国は加盟しておりここで改善要求を出すべきだろうとイギリスの議員が言っていた。

それに比べて我々日本はどうだろう。アフリカへの経済投資。どれぐらい行われてるんだろう。じゃあ津の市議として何かできる?っていわれるともっと辛い。
ただ聞きかじりの繋ぎ合わせだけど、円高で国外投資がしやすい今、技術習得意欲の高いアフリカと高技術国家日本の間に於いて、津にあるような中小企業の中にも先端技術を有した良質企業はある。大きく世界に躍進をする足がかりとして中国や東南アジアを越えて一気にアフリカまで行ってみてはどうか?と思った。

コンゴ民主共和国の友人がつい先日まで中古車の輸出を行っていた。オークションで買ってきてコンテナにつめて送る。良い金になったらしい。売れるのはミッション車。現地での修理が容易だから。でも数が減ってきてオートマ車に移行しつつあるらしい。しかしそれも需要の拡大と共に大規模にやる大きな会社に試乗を奪われて彼は現在手を引いているらしいが。ともかく基本中古パーツを集めてきて修理して走らせているとのこと。現地で調達が難しい型式の古いエンジンやミッションのパーツを作って売ったら需要あるんじゃないかな。もしかしたらインドのタタにたいな会社はアフリカでのアフリカでの現地生産とかもうしてるかもね。国外試乗開拓のために。

ところでエジプトの元首相曰く「シリアのアラブ連盟との合意は嘘っぱちだ。アサドは即刻退陣すべきだ」という。先述のシリアの留学生は禿同だったみたい。