2016年6月28日火曜日

PFIスクール

ちょっと体辛かったんですけどね、どうしても出ておきたかった研修があったんで、大阪まで行ってきました。

全12回コースのPFI・PPPスクールです。
日本PFI・PPP協会ってところが主催です。

PFIって何よ!って方もみえると思うのでざくっと説明しますと。
Private Finance Initiative の略で、直訳は「民間の財源を使った事業」ってな感じで、これにもとづいて「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」俗に言うPFI法ってのが1999年の7月に公布されてまして、この法律にのとって行われた公共事業がPFIだと考えてもらって結構です。

法律の名前を読むとなんとなくイメージがつくと思うんですが、
公共事業っていうと基本市なり、県なり、国がお金を出して行う事業です。
市立病院、私立小中学校、下水道、上水道、県道、空港などなど。
これらの事業を、民間が民間からお金を調達してきて建設し、運営までも任せることで公共事業費を削減することを目的にして、PFI法によってこれを可能にしました。

PFIは設計、運営、意地管理を全てSPC(Special Purpose Company)つまりPFI事業運営のために特別設置された会社によって執り行われます。
これによって
日々の運営の効率化を考えて設計ができる。すなわち運営面でのコスト削減が見込める。
運営と管理・修繕が設計も含めた同一会社の責任になるため、適切な管理運営が見込める。
また、SPCが利益を得ることが認められているため、運営によって得た利益で設計費用を返済していくことができるため、
事業の内容と、そのデザインの仕方によっては、独立採算型といって公共の支出一切なしで公共事業を実施することも可能になります。

そのちょー有名な例が
豊島区の新庁舎
いろいろ賛否はありますが、上部を分譲住宅にすることで建設費における公共支出は事実上ゼロ。
画期的でした。

ちなみに津市にもPFIで建てられた施設が一つあります。
新斎場です。
これはPFI法に基づいて建てられたのでPFI事業として認識されています。
が、PFIのPF、つまり民間資金は投入されていません。通常の公共事業と同じように市債と合併特例債を主に資金が調達されています。これはとっても重要なポイントで、私はこの事業がPFIの最も重要な本質を完全に無視した「PFIもどき」だと思っています。詳細は割愛します。機会があればまた別の折に。

これから国の収入が減り、地方の収入が伸びない中、公共事業を一切行いません、
これからはおとなしく何も建てずに、ひっそりと自治体運営していきます。というわけにはいきません。
頭を使って民間の資金を運用する方法を取り入れて、金がなくても事業を進めなければならない時代に入ってきています。
ある意味嫌が応なしに。
PFIを、やるかやらないか、の選択ではなく、どううまく活用するか、の選択です。

今回は概要として総論を聞いただけなので、具体的な事例紹介などはありませんでしたが、
一つだけ、今までPFIを追っかけていながら知らなかったことがあり、今日の大収穫でした。

1999年にPFI法が公布されていても、あまり積極的に使われなかったり、本来の意味で有効活用されてこなかった経緯が、残念ながらあります。なぜか、というのは長くなるので割愛します。
結果これまで何度となく利用促進のための法改正がされてきたのですが、
昨年末、いよいよ特定の自治体には、特定の金額の公共事業に対して、PFIとして事業を行う方が得かどうかを判断する「導入可能性調査」というものを「義務付ける」という通知が出されました。
この自治体に津市も含まれます。

繰り返しですが、やりたくないからやらないという選択肢はもう残されていません。
勉強してうまく活用する必要があるので、これからあと11回、しっかり勉強してきます。

ちなみに

この研修会出席に関しては、管外行政視察ということで、政務活動費を使わせていただいております。研修費は協会の意向で行政関係者は無料なのでかかりません。往復の交通費と日当およそ2000円ほどをいただいております。