津の海を利益が生み出せる観光資源に成長させる

先日伊勢新聞にとても喜ばしい記事が出ていた。

夏休み観光客数7万人増 伸び幅最大は「津の海」

鈴木知事の会見で、新聞記事によると
”(阿漕浦、御殿場、贄崎海水浴場)で92・9%増の四万六千三百人”
三重県で最大の伸びだったという。

浜茶屋のある御殿場だけでなく、阿漕浦や贄崎にも沢山のお客さんが来てくれたという事は、津市にとってとても重要なことだと思う。

しかしながら、津の海はそれだけのお客さんを迎え入れるための整備がどれほど出来ているのだろうか?
また、どれぐらいの経済効果をここから生みだせているのだろうか。


去る六月の議会での質問の通り、津の海岸清掃は年間30数回のボランティア活動によって行われている。
基本的に手作業。
利用者が捨てていったペットボトルや花火の燃えかすなどは撤去できたとしても、海岸線に累々と積み上げられた流木等は手が付けられないまま、風化するに任せているのが現状。

重機を使って清掃するよりほかないと思っている。

六月の質問以来、津市の環境部に対してビーチクリーナーの購入を勧めるよう要望をしているのだが、
中には海岸は県の管轄であって、津市が予算をかけて行うべき事ではないと考える人も居るようだ。
実に視野の狭い考え方だと思う。

管轄の所在を理由に責任を投げ合っている間に、漂着物はたまり、津の海は汚れ、観光客には3流のレッテルを張られ、集客も出来なければ、経済的利益も生み出すことが出来ないで居る。結局不利益を被るのは、津市だ。利益を生み出せる機会を失っているのは津の経済界だ。

どのようにして海岸をきれいに保つか。そこを最優先に考えるべきで。責任と資金の出所は後から整理すれば良い。

神奈川県は公益財団法人かながわ海岸美化財団が市をまたいで海岸清掃にあたっているようだ。

出捐団体はリンク先の通り
理事にはそれぞれの市の環境部の部長がついている。

基本
財務諸表を見る限り2億6000万の負担金で運営されている団体だ。
神奈川県
横須賀市
平塚市
鎌倉市
藤沢市
小田原市
茅ヶ崎市
逗子市
三浦市
葉山町
大磯町
二宮町
真鶴町
湯河原町
これらの自治体が清掃費用を払って委託しているという事。

超大型海上アスレチック
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先日逗子海岸に行ってきた。

決して沖縄のように透き通るような水があるわけでもない普通の海。

しかしながら関東圏から大勢の人達が遊びに来ている。
今回逗子に行った理由は画像にある「超大型海上アスレチック」を見に行きたかったから。

この海岸が楽しいのは「遊べる場所」が沢山あるからに他ならない。

正直、行く前はこの海上アスレチック、子供の遊び場になるかもしれないという期待を抱いていた。

ところが、実際やってみると
とてつもなくハード!
ライフジャケットを着けてたからいいようなものの、
普通のおじさんは体力が尽きて水に沈んでもおかしくないぐらい。

昔風雲たけし城という番組があったが、まさにあんな感じ。

小学生未満は使用不可という理屈が良く分かる。

1時間1500円。バナナボートでの送迎300円。
娘二人と私で5400円
高い!

でも毎時間数十人が嬉々として海の上を渡っていき、大人の遊びを楽しんでいた。

他にも逗子海岸にはテレビ局や清涼飲料水のメーカーなどが浜茶屋を出したり、バーベキューが出来るところがあったり、モーターマリンスポーツが出来る区画があったり、
実に
「大人がお金を払って遊んでいけるオモチャ」
がそろっている。

海岸から利益を生み、その利益で海岸を整備するフローが整っている。
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六月の質問でも引用したが津市の総合計画には
津の海は市民の共有財産だと位置づけており
かつ
28ページには
御殿場海岸、香良洲海岸をレクリエーション拠点として位置づけ、周辺 環境の整備や四季折々の景観が楽しめるイベントの開催などを通じて、 中部圏、関西圏を中心に多くの 人々が訪れる拠点としての魅力の向上を図ります。

と書いてある。

せっかく伸びている観光客を、更に定着させ、津に遊びに来る人達を増やす施策を、
地方創生の基本原則「自立性」を確保しながら、
いつまでも補助金頼みの事業ではなく、自存していける事業として津の海岸整備を実現していきたいと思っている。





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