2010年12月15日水曜日

日本と韓国、近くて遠い国?

私は言うなれば親韓派だ。といっても取り立てて名指ししなければならないほど嫌う国は無いのだが。これは国民の事を指してのことで、政策や対応、価値観などに反発や意義を感じる政府、国はもちろん存在する。

で、韓国。我々はもっと交流を深め様々な協力や共同作業を行っていくべき相手国だと常々思っている。民間も政府も含めて。理由は大きく二つ。

まず韓国国民が使用する韓国語は日本語話者にとって唯一親戚言語といえる言語であること。もちろんこれにはモンゴルや一部のアメリカンインディアンの言語も含まれるが、それらの言語に比べても韓国語は圧倒的に日本語に近い。その理由や歴史的背景は改めて記述するほどもないほどに明確。

たとえば英語を国語としている国は英国、米国以外にもアフリカにもいくつか、中南米にも島国を含めて少々。アジアにもフィリピンなど数カ国。公用語ではなくともリンガフランカとして英語を使う国も上げればもう少しその数は増えるはず。wikiによればその数80ヶ国以上。

スペイン語もまた多い。フランス語を公用語とする国の間においては共同体が存在する。これはまあ過去の占領国の名残などで色々あるにしても、経済協力や文化交流の基軸として機能している側面もある。

何よりラテン語圏という括りをしてしまえばポルトガル語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ルーマニア語、他カターランなど少数減を含めてもその範囲はもっと拡大し、これらの言語話者にとって相互に習得することは非常にたやすい。

家内の妹はルーマニア語話者だがイタリアに行って半年でイタリア語をマスターしたとの事。それ故にこれらの国においての経済的交流や様々な密接な関係が存在するし、また構築も色々な意味において障壁がぐっと低くなる。たとえばモルドバ共和国のフランス語を教える学校にはフランスからの支援があり、フランス留学の奨学なども存在するらしい。

そんな言語を基軸とした関係を作れる国は日本にとっては唯一韓国、ないしは同じく朝鮮語話者の北朝鮮しか存在しない。
事実昨今の韓流ブームの流れで韓国語を勉強する日本人も増え、一方で日本語を習得した韓国人アイドルなどが日本でバカ受けしている状況。それほどお互いに習得しやすい言語だという事だ。韓国の年配の人達にとって日本語は占領国の言語という事なんかも実際あるんだろうが、この辺はあえて触れない。というか私は適切に語れない。

次に韓国と日本は東アジアに存在するたった二つの、民主主義国家であり経済大国だと言うことだ。日本は近日中に世界第二位を同じく近隣の大国に奪われる。韓国は現在10位につけているそうで、まだ伸びシロを持っているようだ。ちなみにこの国は訪れる度に様々な公共事業を行っている様子。細かな内情は詳しく知らないが、格差社会だとか色々は聞きはする物の、とにかく日本より景気が良いことは確かなようだ。残念ながら台湾は民主的な国でありながら主権を持っていない。北朝鮮は論外。中国も同じく一党独裁国家。民主的とはほど遠い国。それぞれ民間交流は別次元として、日本にとって国家間協力を行っていくのには残念ながら不適切な国と言わざるを得ない。


つまり仮に日本がアジアの中において、たとえば経済協力なり安全保障協力などと言った事を考えるならば、韓国をおいて他にまず協力関係を深めていく事のできる国は他に存在しないという事。ましてや我が国日本はアメリカのように巨大な土地、国民、資源を持たない島嶼国家。しかも自国を防衛する能力すら危ぶまれる自立していない国。他国間との関係においてこれからは様々な視点から様々な方向性で過去以上に関係を築いていかなければならない時代に入ってきているにもかかわらず、日本はその”自己の独自性”という幻想が故か相も変わらず色々な分野においてガラパゴス化している様な気がする。野生動物であれば希少性によって尊ばれもするだろうが、国際関係における希少生物は残念ながら虚弱性のみがあらわになるだけだ。どこの国だって他とは違うことを誇りたい。違うことだけにことさらアイデンティティーを求めたところで非建設的。自信を持って誇れる物を生み出してこそ建設的なアイデンティティーだ。日本は独自性を追求する以外のところでもっと誇るべきところはたくさんあるはず。

ともあれ、日本と韓国は今以上に関係を築いていかなければならない。そのきっかけとして多くの専門分野の人間が相互の言語を互いに操り密接な協力関係を築いていくことが、日本の国益であると言っても過言ではない。もちろん相互に様々な利益となるはずだ。

国によっては特に関係を進化させる必要がある国とは各々の国の国会議員の代表がそれぞれ出席し二国間関係の問題を中心に様々な事を議論、決定をしていく会議を定期的に持つところもあるらしい。自国に帰ってそれをそれぞれの政策として反映する。日本には随分以前から遷都すべきだという考えがある。いっそのこと北九州地方に行政機関を持って行って、韓国も南の方に首都を遷都したら面白いんじゃないか?相互にトンネルでも掘ってリニアでも走らせれば東京・大阪間が新幹線より数十分短くなるだけの利得よりもっと大きな成果が期待できるだろう。ああいった技術は距離が長ければ長いほどその利益は大きいはずだ。東京からソウルまでリニアが走ったら面白いことになると思うがね。経済的にも文化的にも色々な面で。陸路でつながった両国がそれぞれ近くに遷都して密にガンガン連携を取れば、これほど強力な勢力は他アジアに存在しないほどに大きくなり得る可能性を秘めていると思うが、楽天的すぎるか?

人の交流が促進されるところに文化と経済の発展がある。
島に取り残されたままではこの先いよいよ行く当てを失うことになるのではないか?

ともあれ私は韓国語を勉強し始めて一月ほど、やっと5回ほどの講義を終えたところ。先日訪韓した際にたったワンフレーズ覚えていって使っただけで今までの友人の顔に新たな笑顔が表れ関係がさらに深くなった。相手の言葉を話すことは自分が関係向上に努力を重ねた事の証。これを拒絶する者は少ない。我々はもっと多くの言語を習得する努力をすべきだ。

ちなみに私の家内は4カ国語話す。私はたった2カ国語。母国語と英語のみ。スペイン語を学んでやっと1年少し。韓国語1ヶ月。家内に負けるわけにはいかないと妙な競争意識も少しあったりする。

片言でも相手の言葉を話して相手が喜んで返してくれる。これは喜びだ。言葉はできるだけ多く扱えた方が良い。その分道具が増えるから。