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福岡アイランドシティー

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会派の管外視察のため福岡に来た。 博多湾に浮かぶ人工島アイランドシティー。 近代化し大量輸送を行うようになった大型船舶は、古い時代の船とは異なった地形が必要になる。 昔は沖に船を泊め、小型船で浜までを行き来し海岸に船を乗り上げて上陸した。つまり遠浅の海が良港だった。 しかし多様のコンテナを積む大型船は荷の重さで深く沈む。近代の輸送技術に適合した港として存続するためには3〜4メートルの海底を15メートルほどに深くする必要があった。 港の機能に依存している部分の多いこの町は多額の費用をかけてでも近代化する道を選ぶ。 その浚渫した泥を使って副産的に出てくるのがこの人工島だ。実にその工事費用4000億円。これを一般会計からの繰り出しを「現時点までに於いて」無しでやってきたから凄い。つまり工事費などは基本、土地の売却などによってまかなってきたというわけだ。国からの助成や公共部への市の出費はあるだろう。しかし平行して売却益には含まれない固定資産税としての増益も計算には入れられていない。もとより助成や市の負担ありきで行われる事業とは少し姿勢が違う。利益を上げなければならないという職員の緊張感もあるようだ。もっとも地価の下落と景気の後退からどうやらそろそろ市が負担しなければならなくなりそうであることや、病院や老人ホームなど民間の購入が進まないところを市の施設が利用する。と言うセンパレ的な部分も実際あるようだが、いずれにせよ事業に対する経済的観念に基本的な差を感じた。 新興の住宅だから当たり前と言えばそれまでだが、アイランドシティーに移住する人の多くは30代。子育て世代。小中合同の市立学校がある。進学高校を選択する生徒もどうやらいくらか多いらしい。初期に分譲された戸建て部分は5000万以上。高層マンションの上階は1億を超える部屋もあるらしい。富裕層が集まってきている。島を横断するメイン道路から一本ずれているため車の通りは激しくなく、海に囲まれた公園で自由に遊ぶ子供達の姿も見られた。 子供を持つ世代にとっては魅力がたくさんある生活環境を創出している。 福岡はなんと毎年1万人規模で人口が増加しているという。その多くは周辺の九州の他都市からの移住らしい。 説明をしてくれた職員に「福岡の人口増加は、市の戦略として人口流入を意識した市の政策とそれに基づいた事業の積

ギリギリセーフ・ちょっと安堵

家内の母が来日している。 食肉はそれほど多くないのだけれど、チーズ、油、あと塩の摂取が多いためかなり血圧が高い。 日本と保険制度が異なるため被保険者でなく、年間収入がほとんど無い彼女が自国で受診し続けることが難しいためこっちで何とか来日期間中だけでも出来るだけのことをして返してやろうとおもい、医者に連れて行った。 で、この4月末以降随分生活環境が変わった私。体重も確かに増えた。 くわえで祖母、父共に糖尿持ち。 いずれは来るだろうと思ってる物なので、ついでに私も調べてもらうことにした。 そしたら「血圧高いよ」 予想外の一撃に結構へこむ・・・・ 家庭用の血圧計を即購入。記録を付け始めた。 合わせて初診の時に血液検査もしてもらい、その結果を今日もらいに行った。 そしたら糖尿は取りあえず今のところ発症無し・・・・ちょっと安心。 で、血圧。 家ではかると上が130up 下が80up やっぱ高いんだ〜と思ってたら 受信先ではかったら下が80ちょうど。「セーフだよ」と幾分残念そうに医者から宣告されスキップ気味に帰ってきたわけ。 とはいえ「脂肪肝」栄養過多だね。  ま、言い換えれば太りすぎ。 わかっとるわい! と思いつつも、食生活の改善をせねば。 アクトスももうちょっと頻繁に通わないと・・・・

トマトソース

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最近続くね。この系統。 トマトの缶詰結構まとめて手に入ったんで、久しぶりにトマトソースを作ることにした。 我が家では多量に作って冷凍して、必要な分だけ出して使ってる。 自家製ピザとか、パスタ料理に使える。 ハンバーグにかけても良いし、焼いた鶏肉にチーズと一緒に乗せても良い。 使い方はいくらでもある。 こいつも難しくないんだけど時間がかかるってだけ。 結構たっぷりのオリーブオイル。こいつでニンニクを揚げる。 続いてタマネギをぶち込んで炒める。 東洋軒のブラックカレーじゃないんで飴色になるまで、とは言わないけど、それなりにしんなりするまで。 こだわるなら炒め続けるもよし。 で、トマト缶をぶち込む。 セロリがやだって少々お子様名味覚の友人が居るんだけど、香辛料の一つとして葉っぱから刻んだセロリも入れる。 あとブナシメジ。こいつは結構入れる。 入れると酸味がマイルドになる。 赤ワイン、なけりゃ料理酒。 砂糖 取りあえずこれで煮る。 あ、香辛料。 バジル、オレガノ、ローリエ、タイム、胡椒 定番。 缶詰は今回15~6缶入れた。400g入りのヤツ。いつもはでっかいヤツを二つぐらい使うけど、今回はもらい物何で小さい缶をいっぱい。 後はただ煮詰めるだけ。 煮詰め具合もお好み。 家はピザ用に使いたいので結構水分飛ぶまで煮続ける。 だから後半特に焦げないように気を遣う。 こがすとマジ落ち込む。 せっかく時間かけたのに〜って。

阿漕平治の話・安濃津ガイド主催

 教育文化会館にて安濃津ガイド会とときめき高虎会の主催するイベントに参加してきた。 阿漕なヤツ と使われる この阿漕の語源は即ち我らが津市の阿漕浦の阿漕に他ならない。 あこぎ という言葉は 際限なくむさぼること。あつかましいさま。 と辞書に表現されている。 決してよいことを表したことではない事は確かだ。 別の辞書によると江戸時代には 「物をむさぼる」「図々しい」「あつかましい」 という意味合いで使われていたらしい。 阿漕平治の話は平安時代の歌集「古今和歌六帖」にも記されているんだとかで古いお話し。 津市のページ によると元の和歌には平治の名前は無く、どうやら江戸時代に入ってから「お話し」が作られて孝行息子の話になって有名になったんだとか。 今我々が聞く 阿漕平治の話 はおおむねこんな感じ。 不法と知りながら繰り返し法を犯す。 これを私欲のために行うから、図々しく厚かましくむさぼりに繋がる「あこぎ」になるんだろうね。 安濃津ガイド会としてはここに平治の孝行息子としての逸話を重ねて 私欲ではなく、「母のために仕方なしに」という部分を加えて 悲哀の「阿漕」という意味に繋げたいんだそうだ。 生きている言葉の解釈を変えるのはあまり現実的ではないかな〜とも思うが。 いずれにせよ 伊勢神宮に奉納するための魚を捕る場所として 禁漁区に指定された阿漕浦。 逆に言えばそれだけ好漁地だったと言うことらしい。 そこを生計の糧としていた人達にとっては当然死活問題。 おそらくは一人の伝説の人「阿漕平治」ではなく 生活に苦しんでか、反体制思想の結果か、あるいは本気で母や家族のためにか、様々な理由があったんだろうが 数多くの猟師がここで夜な夜な密漁を行っては、何人もの猟師が簀巻きにされて殺されたんだろう。 阿漕平治をまつる上宮司のご住職の話だと、実際供養が行われ始めたのは「かの事件」が起こってから随分立ってからのことで、実際元の話も忘れかけられてきてからのことだとか。 たった一人の孝行息子の忘れるに忘れられない数奇な話なら間もなくして供養されてたんじゃないかなと思う。 ともあれ あこぎ の語源として全国に知られるの津の阿漕浦 無人の「JR阿漕駅」だけじゃちょっと寂しいかもね。

辻みつ子議員のブログ久々に更新

辻みつ子議員のブログ 更新しました。 youtube使った動画ブログです。

どて煮

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年末に冷凍のスジをいただいた。 で、どて煮を作ってみた。 初めて。 10分ほど熱湯から生のスジを下ゆで。 その後定石通り酒と砂糖でいくらか煮る。ショウガも入れた。 で、その後ミソをぶっ込んでさらに煮る。 ちょっと水分が多かったので蒸発するまで煮込んだら、若干しょっぱくなってしまったけど、ま、上出来。 次回は少しミソの量をへらす。

共生と云ふは許容することと見つけたり

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明けましておめでとうございます。 2012年初のエントリーです。 今年もおつきあい下さい。 実は今日1月7日はユリウス暦を使う正教会におけるクリスマスです。 家内の国モルドバにはロシア正教、モルドバ正教、ルーマニア正教と混在してるんですが、いずれもユリウス暦を使って教会の祝日を定めてます。 ユリウスとグレゴリオがどう違うかは ここ からどうぞ。 と言うことで息子が産まれるって事で家内の母が来てくれてる事もあってモルドバ式クリスマス料理を作ってもらいました。加えて神奈川に住んでる旦那がモルドバ人、かみさん日本人のパターンのカップルを呼んでクリスマスランチを取りました。 食事ってのは一日2回なり3回なり必ず行う生理現象で、生活に密着した生きていく上でとても重要な作業なわけです。 こいつはもちろん生活習慣や環境に大きく左右されるわけで、自分の慣れていない物を受け入れるのはなかなか難しい。 国外生活になれている人でも味噌や醤油は必需品だという人も居ます。 我が家ではいわば24時間365日共生環境なわけで、そんな家内と上手くやっていくためには色々身につけなきゃ成らない技能があるわけです。 私はそれぞれの国に行ったらその国の物をその国の人達が食すように食べるようにしています。 まず、その国の人達と近くなる最速手段だからです。「うめーから食え」って言われた物を素直に食う。お世辞でも「うめ〜」って言うとそうかそうかと喜ぶわけです。 そんな時、「醤油付ければ食える」とかやると「なんだそれは?」ってな事になる。 同 じ人が食べる者ですから、「固定観念」によるところが大きいわけだし、その国の人達が旨いと思うにはそれなりの理由がある。その理由は彼らが食うように食 わないと経験できないわけです。自分の先入観をこえて「やってみる」と意外と障壁は低く「思ったほど悪くない」という結果を得ることが出来るわけです。 そのごとくそのままを受け入れるキャパシティってのはとっても重要なんです。 ま、それでもモルドバで食べる山羊の乳から作ったチーズは結構においがきついので毎日はつらい。彼らが食うのと同じように大量には食えないね。少しづつなら平気だけど。 国を思い出すわけで家内の為モルドバのやつに近いギリシャやイタリアの山羊チーズを時々買います。