児童虐待に関する考察

津市は恵まれている。
三重大という研究機関において、学生も教授陣も多くの方が色々な研究をしておられる。
そして、我々議員として社会構築を意識する者にとって、自分だけではとても調査しきれない事例や事象を、アンケートや足や時間をかけて収集しまとめた物を、研究会の発表という形で比較的身近に得ることが出来る。

前回一度お伺いした蓮尾教授の学校社会学研究会に出席している。

残念ながら午後一で退席しなければならないのが残念である。

午前中の最後発表は
「児童養護施設入所時の社会化課程に関する一考察:児童養護施設を持つ学校区の教師役割」
という発表内容だった。

重要なのは「意味ある他者」つまり当事者によい影響を与える大人の存在。
出された事例では高校の先生。

私議員としては、そのようなよい影響を与えることの出来る大人との接触の率をどれだけ増やすか、と言うことを意識する。

研究員の方向としては、教育学部であるため、新たに教員を目指す生徒達に対しての認識の向上と実践の機会を与えることで、接したときのより良い対応が、言い換えるなら意味ある他者になれる確率が増えるだろうという主張だったように理解した。

じじつ和歌山においては
地元の施設に教育学部の生徒達がでむき、施設と共に環境作りをしているのだとか。

教員だけに全てを背負わせるのは正直限界がある。
やはり社会作りも、つまり教育に携わらない一般の我々も正しく認識しておく必要があると思う。

ソフト事業として、社会をどう作っていくのか、虐待や非行ということに限らず、我々皆が今、日本の未来のために考えなければならないと思う。

社会は我々一人一人が作り上げるものであり、
誰一人としてその社会から隔絶して生きていけるわけではなく、
社会は自分との関わりのない別の物、自分の責任の範囲にないものではなく
自分自身は社会の中に深く根ざした、多くの構成員の中の一人であると言うこと。

そして、 社会の問題は自分の問題でもあり、
どの問題をとっても少数の意識のある人達だけで解決できる問題では無いと言うこと。

そんなことを色々考えながら、これから昼飯を食う。 m(_ _)m

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