2012年3月6日火曜日

邦人救出・自衛隊派遣

元記事

先日田中防衛大臣が、「イラン有事の際には邦人救出のために自衛隊機を派遣する」 という発言を国会の答弁の中で行った。

そりゃそうだろう。戦争になったら邦人を助けに行かないとね。と思う方々が多くいるかも知れない。

私は今の自衛隊の状況を放っておいてよくそんな無責任なことを言えたもんだね。と思った。

考えてみて欲しい。仮にイランとイスラエルが戦闘状態に入ったとしよう。アメリカも荷担するだろう。
 当然空中戦を行っているわけで、そこに大型の輸送機が乗り込んで着陸しようとするわけだ。 乗り込んで爆撃して潰れてしまって言い訳じゃない。「無事に着陸して、邦人を乗せた上で、無事に離陸して、戦闘域を離脱する」そこまでやらなきゃならない。

仮にこれが敵陣に乗り込んで救出するミッションなら、護衛機無しでは到底達成不可能だろう。
大型輸送機が小型の戦闘機にとって止まった的と同じぐらい格好の標的だと言うことは素人の私でも容易に想像が付く。しかも飛んでるだけじゃなくて離着陸をしなきゃならない。ばかでかい飛行物体が速度を落として着陸したり、低速から飛び立つ状態が最も不安定だと言うことも想像することは難しいことではない。

自衛隊は「先に撃たれるまで撃ち返せない」というのが現状の憲法解釈の限界。
上手くあてれば一撃で飛行不能にだって出来るんじゃないだろうか。輸送機なんか。

身内を救出するために、輸送機を守るために、攻撃しようとしてくる戦闘機を日本の自衛隊は威嚇射撃を持って追い払うことすら出来ないのが現状のはず。

まともな救出活動が行えるはずがない。

ではイランはすんなり日本の輸送機を着陸させてくれるだろうか?
米国よりの日本に対してすんなり門を開いてくれるとは思えない。

仮に許可したとしても自国が戦闘状態にある中で呑気な日本の輸送機を守ってくれると思うか?

もっと言うと
イランにいる邦人はたかが700人。
輸送機に積めりゃ乗れるのかも知れない。

じゃ半島有事の場合はどうなる?
韓国に居る可能性のある邦人は永住、短期含めて3万人ほど居る可能性があるという。
飛行機じゃ無理。船を着けなきゃならない。何隻も。

船なんか飛行機よりももっとでかくてスロー。格好の標的。
ましてや北にとって米軍の存在する日本も敵国。
撃ってこないはずがない。
それでも撃たれるまで撃ち返せない。

金体制が3代目になって情勢が不安定になる中、なんだって起こる可能性がある。

今の状態で、イランが戦争になったら?半島が戦争やったら?なんて個別で事前に討議しないと身内を救いに行けないような状態でどうするの?

財政力の落ちたアメリカが、昔のように日本を守ってくれると思うか?しかも命をかけた戦闘の対価を求めないとでも思うのか?一体いくらの借りをアメリカに作ると思う?

自国領土をまもるだけでなく国外に多くいる身内を救うことの出来る法的根拠を自衛隊に持たせて、
一刻も早く自衛隊が自信を持って責務を全うしてもらえる基盤を作らないといけない。

と、身分を遙かに超えた事を日々悩ましく思っている一塊の地方議員である。 はぁ〜