2012年2月8日水曜日

自主防災講演会

私は敬和地区の自主防災組織に加わっています。基本こういうのって自治会長が兼任してて、その関係で
三重大の川口教授の講演があり勉強してきました。

一番記憶に残ってるのは911同時多発テロの時のワールドトレードセンターの例。
あのビルを造った30年前にすでに航空機が激突することを想定した試算を出していたと言うこと。
もちろんテロと言うことではなく事故という面で。
当時の最大の航空機が着陸に失敗して激突する事を想定してそれに耐えうるだけの強度を持たせた。
ところが911はもっと大きな航空機が、しかも着陸スピードではなく通常航行スピードで激突。しかも燃料満載で。
すなわち想定して作った強度を上回る負荷がかけられた、という時点でビルのオーナー等関係者は建物が衝撃に耐えることが出来ない事を判断、死傷者25000人という事を前提として対応を始める。
つまり、消防、警察、軍等々はビルが倒壊して建物内の全ての人が死亡する可能性があることを前提にそれに即した対応を瞬時に行う。
結果、実際の死者は2000人台。1/10に押さえた。という事になる。
事実40分後にはビルは倒壊している。

行政の対応ってのはこうじゃないといけない。
その為の被害予測。

津市で起こりうる最悪の地震。
震源地が近くなる可能性があって、阪神大震災と同じぐらい家屋が倒壊し、東北大震災と同じような津波が押し寄せる。

そこを基準に判断しなきゃならない。

一方で今回被災された地域の自治体の中には津波被害を想定された場所でわざわざ対策チームを招集して、想定通りに津波が到来、呑まれるケースもあった。
せっかく出した想定が活かされていなかったケース。

地域別の自治体の対応の差が結果としての被害の大きさを左右する。
我々津市は国や県の試算や対応を待たなければならない部分はもちろんあるとしても
津独自で津の置かれた状況を熟考して自主的な準備をしておかなければならない。

仮に東南海3連動が起こったとすると、
被害が大きいのは静岡、知多、南勢。
湾内の津市は他の場所に比べて比較的被害が軽微だと考えられる。
それでも万単位の被災者が出る可能性がある。
つまり、国や県からは後回しにされる可能性が大きい。
独自で物資や支援を確保できる様な、協定などの事前準備が必要だと思う。
加えて、3連動が最悪起こった場合、日本の1/3が被災するような形。

現在協力協定を結んでいる自治体の中には滋賀なんてのもある。ここも3連動の場合揺れる。被災している可能性がある。つまり自分の所も大変な状態で津にわざわざ支援をしてくれるような悠長な状況には無いはず。これじゃ意味がない。


それからとどのつまり自分自身は自分で守らないと、って所。
例えば現在の消防の配置ってのは市内で数カ所火災が起こったらキャパをこえる。阪神では200箇所以上火災が同時に起こった。つまり震災時には通常装備で対応できないレベルのことが同時多発的に起こる。かといって数百年に一度の震災のために200箇所同時に火災が起こる想定を標準装備にして多量な消防隊員を常時抱えるような事は事実上不可能。

つまり緊急時には公助はあてにならんよ。
って認識を個々が持ってないといけない。

つまり最悪壊れた家に潰されないためには、自分家の耐震補強ぐらいは自己責任でやってね。家具は固定しておいてね。また避難経路は各家々でちゃんと相談しておいてね。ってな事です。


ともあれ色々いい刺激を頂いた。
これからも震災対策は常に意識をして、今後の市の対応状況を注視していきたい。

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ちなみに川口先生Macユーザー。プレゼンテーションはMacBookで。
Apple教信者としては親近感を覚える。