2011年8月27日土曜日

アポーヨ三重・ブラジル人日本語講師研修生

 ブラジルに三重県人会というのがあるらしい。
そことこっちの国際交流協会との連携で、ブラジルで日本語を教える教師の卵の研修が一週間アポーヨ三重で行われた。
その最終日に見学に伺った。

彼らが受けた研修は外国語としての日本語の教え方。
おそらく日本国外に派遣される日本人の日本語教師が学ぶような事柄を彼らも今回学んだんだろう。

日本語の先生だけあってさすがに日本語は流ちょうだ。
3人のうち日系人は1人だけ。彼は4世。3世の彼の両親は日本語が既に話せない世代だとか。彼は日本語を習得するに当たってのアドバンテージは特になく、他のブラジル人同様基礎なしに日本語を学んだらしい。
 ブラジルでは日本語を学びたいという人達は結構いるようで教師不足だという。ところが日本語習得の目的は仕事等の実践目的ではないようだ。日本語がしゃべれたからと行って特に就職に役に立つケースがあるわけでもないらしい。
残念なことだ。それだけ日本とブラジルの間の商業的交流が量的に多くないと言うことなんだろう。
日本に出稼ぎに来る人達で彼らの元に日本語を学びに来る人達は殆どいないらしい。
彼らこそ日本語をある程度学んでから渡日すべきなのにと、日本語教師の彼らも我々も同意するところなのだが、彼らはいきゃなんとかなるだろうと思っているのかも知れない。現実はそうは行かないのだけど。

オザスコと津市との姉妹提携は残念ながら双方に利益をもたらすような事業を展開するようなレベルに、未だに至っていない。
何かこれから津市として模索していける物はないか?と尋ねたところ、日本の農業技術なんだそうだ。
ブラジルは米をよく食う。ブラジルは土地が大きいから米を作るにしても水田では行わない。セスナ空から蒔いて巨大トラクターで収穫する。いわゆる陸稲と呼ばれる栽培の仕方で、彼ら曰く日本の米の方が上手いとのこと。
基本は大規模農業大量収穫という事なんだが購入できるグラスの人が増えてきたが故に手間をかけた上品質の付加価値の高い食品を求める人達が出てきた関係で、ハウス栽培の野菜なんかも作られ始めている。大規模農業に適さないからなのだろうけど新鮮な葉物などの生野菜は昔は食べなかったそうなんだが、今はそれも変化してきているのだとか。
そこで小規模でも高く売れる物を作るという農業方法に意識が向くんだとか。

とにかくせっかくの姉妹提携、もう少し上手く使うべきだと思った。